「歯科検診は期間を空けないほうが良い理由」と「フッ素の安全性」のFAQ

立川デンタルクリニックすずき 歯科衛生士の川﨑です。

最近は冬の寒さ😨が訪れ、体調を崩される方も多くなってきました。

また、例年になくインフルエンザが流行していますね😷

この時期は乾燥してきて、風邪をひきやすい季節ですから、みなさん手洗いうがいをしっかりとおこないましょうね。

今日は、「歯科検診は期間を空けないほうが良い理由」と「フッ素の安全性」について、お話しします。

歯医者さんのイメージって、

「痛くなってから歯医者に行く」──そんな方も多いのではないでしょうか?

でも実は、痛みが出る前に定期的に検診を受けることこそが、歯を守るいちばんのポイントなんです。

Q1. どのくらいの間隔で検診を受けたほうがいいの?

おすすめは3か月1回。当院の患者さんは2〜4か月に1度の検診を受けられている方がほとんどです。

よほどケアをしっかりしている方で半年に1度くらいの検診ですが、しっかりケアしてくださっている方ほど、ご自身の歯の健康の事に関心がありますから、毎月来てくださっています。

毎日の歯みがきでは落としきれない汚れ(プラーク)は、時間が経つと硬い歯石になり、歯ぐきの炎症や虫歯の原因になります。

また、初期の虫歯や歯周病は自覚症状がほとんどないまま進行するため、「気づいたときには削らなければならない状態」になっていることも少なくありません。

定期検診を受けていれば、小さな変化を早い段階で発見でき、**“治療よりも予防”**で済ませることができます。

Q2. 痛くないのに歯科に行く意味ってあるの?

もちろんあります。

歯の病気は、痛みが出てからでは手遅れになることが多いのです。

たとえば歯周病は、静かに進行して歯を支える骨を溶かしてしまう病気。

早期に気づければ、歯を残せる可能性がぐんと高くなります。

検診では

・専用の器具での歯についている汚れを除去

・歯ぐきの状態や虫歯の状態チェック

・噛み合わせやブラッシングの確認

・患者さんに検診期間が適正か確認

・フッ素塗布などの予防処置

 を行います。

これらを定期的に続けることで、**“健康な状態を維持する”**ことができるのです。

Q3. フッ素って体に悪いんじゃないの?

「フッ素は危険」と聞いたことがある方もいるかもしれませんが、

適切な量・使い方を守れば安全です。

歯科で使用するフッ素は、歯の表面に働きかけて酸に強いエナメル質を作り、虫歯を予防します。

特にお子さんは、歯の成長期にフッ素を取り入れることで、将来の虫歯リスクを減らせます。

もちろん、濃度の高いフッ素を大量に摂取すれば害になる可能性はありますが、

歯科医院で行うフッ素塗布や、家庭用歯みがき粉に含まれる量はしっかり安全基準の範囲内です。

歯みがき後にうがいをしすぎないこと、適量を守ることがポイントです。

Q5. 検診で「異常なし」と言われたら、行く意味ないのでは?

それはむしろ理想的なことです!

「何も問題がない状態を確認する」ことが、検診の一番の目的。

トラブルが起きてから通うより、

“問題が起きないように通う”ほうが結果的に歯を守ることができます。

検診を続けている人ほど、将来的に自分の歯を多く残せることが分かっています。

歯科検診は、治療のためではなく「健康を守るための習慣」。

3か月ごとのチェックとフッ素ケアを続けることで、

虫歯や歯周病からも、そして全身疾患からも守ります‼️

そして生涯、ご自身の歯で食事ができ、健康で居続けることも出来ます。

私たち歯科衛生士は、みなさんの歯を守るパートナーです。

「最近歯医者に行ってないな」と思ったら、ぜひ気軽に当院に検診にいらしてくださいね。

痛くなる前の一歩が、あなたの健康を守ります😊

お電話でもwebからでもご予約いただけます😋
☎️042-512-5666
🖥http://tachikawashika.tokyo/reserve/

立川駅南口から徒歩5分🚶🏻
🦷診療時間
【月水木金】9:30~13:30/15:00~18:30
【土】9:30~13:00/14:00~18:00
火曜は訪問診療のみおこなっています
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麻酔の効く時間と注意についてのFAQ

こんにちは☺️

立川デンタルクリニックすずきです🦷

今週は歯科助手の石井がブログを担当させていただきます!

もう本日から11月なんて早いですね😂💧

今年もあと残り2ヶ月足らずと考えると早すぎてびっくりです!

年々早くなっている気がします😢

突然ですが、皆さんは歯医者で麻酔をされたことはありますか??

歯医者で治療を受ける際に使用する場合が多いですが、いざ自分が麻酔をされると思うと実際に麻酔が切れるまでどのくらいの時間がかかるか気になるものですよね…💡

治療した場所だけではなく、唇もなんとなくはれているような気がしますし、痺れもあるのでなるべく早く麻酔が切れて欲しいと思う人も多いでしょう。

私も以前麻酔をした経験がありますが、感覚もないし腫れぼったく変な感じがした覚えがあります😣

あらかじめ麻酔がどのくらいの時間効いているのか知っていれば、治療後の過ごし方も考えやすくなります!

そこで、今回は歯医者の麻酔の効力はどのくらい持続するのかを解説します🦷

歯医者で使用される麻酔は局所麻酔法と言われるものが最も多いです。

全身麻酔を使用するタイミングというのはいくつかケースがありますが、親知らずの抜歯を含む口腔外科処置やインプラント治療で使用されることが多いです!

歯医者で使われている麻酔の持続時間は浸潤麻酔法と伝達麻酔法、表面麻酔法の3種類あり、それぞれ効き目の持続時間は異なります👀

一般的な浸潤麻酔法の効き目の持続時間は2〜3時間で、伝達麻酔法の場合は4〜6時間です。表面麻酔法であれば、10〜20分ほどで麻酔が切れるのが平均です。

まずは、最も多く使用している浸潤麻酔法についてお話ししていきたいと思います😎

○浸潤麻酔法

浸潤麻酔法は虫歯の治療から親知らずの抜歯まで幅広く使われている麻酔方法です。

痛みを取り除きたい部分の歯茎に麻酔薬の入った注射をします。

浸潤麻酔法の効力は2〜3時間持続しますので、その間の食事は控えるようにお願いしております🤲

○伝達麻酔法

伝達麻酔法は親知らずの抜歯や複数本の治療を一度に行う場合、大掛かりな外科手術、インプラント手術で使われている事が多いです。

伝達麻酔法の効力は4〜6時間持続しますのでかなり長い時間効いてることになります。

個人差があり、中には麻酔が切れるまでに半日近くかかるケースもあります⚠️

どの麻酔にも共通して言えることは麻酔が効いている間は様々な注意が必要であるということです😮

では、どんなことに注意した方が良いのかをお話ししていきたいと思います。

*舌や頬を噛んでしまう

局所麻酔の場合、口の中の感覚が鈍ってしまい舌や頬を誤って噛んでしまったり、噛んでしまった結果、噛んだ部分が腫れてしまい、再度噛んでしまうリスクが上がってしまいます!この繰り返しが炎症を起こし、感染リスクが増える原因となってしまいます😢

*やけどをしてしまう

麻酔が効いているうちは、熱さや冷たさを感じにくくなります。

できるだけ麻酔が聞いている間は食事を控えていただくか、熱いものを食べる時には火傷に注意して食べることをお願いしております!😵‍💫

*抜歯当日は血圧が上がる行為を避ける

麻酔が効いているか効いていないかに関わらず、血圧が上がるような行為(アルコール、運動、湯船に浸かる)を避けていただき安静に過ごすようにお願いしております!

麻酔の注意点については以上となります!

注意を聞くと麻酔がさらに怖く感じてしまう方も中にはいらっしゃるかもしれません。

不安な時や、麻酔をして気分が悪くなってしまったときは我慢をしないで遠慮なくお声かけください😊

安心して治療を受けていただけるように、これからも患者様に寄り添って診療してまいります💕

親知らずについてのFAQ

今週は歯科医師の吉田が担当します!
最近一気に寒くなり秋はどこにいったんだ…?と思う毎日を過ごしていますが、皆さん体調はどうでしょうか?

今日は体調にも左右されて痛くなることがある親知らずについて話そうかなぁと思っております!宜しくお願いします🙇

まず、親知らずの由来ですが
①10代後半から20代前半に生えてくることが多く、既に自立していて両親の知らない間に生えてくるので「親知らず」と呼ばれるようになった

②昔は平均寿命が短く、親知らずが生える頃には両親が亡くなっていることも珍しくなかったため「親知らず」と呼ばれるようになった

このような説があるようですね!自分も調べるまでは知らなかったので1つ賢くなりました☺️

本題に入ります!
よく親知らずは抜いた方がいいの?2本または4本一気に抜けますか?と聞かれることがありますのでその疑問について答えていきたいと思います!

まず抜いた方がいいのか?という質問についてです。

基本的に横向き、斜め向きの親知らずは抜いた方が良いことが多いです。親知らずの最大の問題点として他の永久歯にくらべ真っ直ぐ生えてくることが少ないことが挙げられます。

歯は真っ直ぐ生え、上下でしっかり噛み合ってこそ機能を果たすことができます。

その観点からいくと、歯茎に埋まっている親知らずや横、斜めに生えている親知らずは噛む機能を果たせず、特に第二大臼歯(親知らずの1個手前の歯)や周囲の歯茎などに悪影響を及ぼす可能性が高くなります。

逆に完全に骨に埋まっていたり、しっかり噛み合っているならば無理に抜く必要はありません。ただ、骨に埋まっていたとしてもずっとそこで埋まっている保証はないので定期的に大きなレントゲン写真などで問題がないか確認してもらうことをオススメします!また、磨き残しが多く虫歯や歯周病の進行にもなりやすい歯なので定期検診をしっかり行なっていくことも重要となります!

次に親知らずは一気に抜けるのか?という質問について答えていきたいと思います!

まず当院では左右上下で計4本を一気に抜くことはしていません。
左右両方を抜歯してしまうと痛くて食事が困難になること、そして食事困難による体調不良、免疫力低下を招き感染症を引き起こすリスクが高くなる可能性があるということ、左右両方とも腫れてしまって呼吸困難といった偶発症を起こさないようにしたいという考えによるものです。
従って、抜くとしても左右どちらかの上下2本までとなりますが「正しく生えている、根っこが曲がっていない」といった一定の条件をクリアしていないと基本的には1本ずつの抜歯となります。

もし4本同時に抜歯を希望される場合には大学病院といった入院設備や手術設備が整っている大型施設ならば全身麻酔や静脈内鎮静法を用いて行なってくれる場合があります。
そのためには全身状態(糖尿病の有無、心疾患、呼吸器疾患の有無など)の把握などを行い適応可能か判断されるので、一度ご検討されてはいかがでしょうか?