歯科矯正についてのQ&A

こんにちは

立川駅南口から徒歩5分の歯科医院。立川デンタルクリニックすずき院長の鈴木です。

今日はサッカー一次リーグ最終戦ですね!突破がかかった大一番!頑張ってください!

今日は歯科矯正についてのお話しをさせていただきます。

意外に知らない歯科矯正の話も多いかと思いますので、最後までお付き合いいただければ幸いです。

まず、歯科矯正で歯並びが改善するとどんなメリットがあるか?についてです。

もちろん、見た目が改善します。笑った時に見える歯の並びで笑顔の印象が変わってきます。第一印象を大事にしている方も多いかと思いますが、素敵な笑顔は高感度を非常に上げるというデータがあります。

実際に行った実験では、歯のケアをしっかりと行っている人と、行っていない人。同じ年齢の同性、服装も一般的なスーツで髪型もほぼ同じ。

そこでイメージアンケートを取った所、歯が綺麗な人に対するイメージは、教養がありそう、年収が高そう、頭の回転が良さそう、育ちが良さそう、清潔そうなどのポジティブな意見が多かったのに対し

歯のケアを行っていない人に対しては、不潔そう、学歴がなさそう、暴力的で怖そう、年収が低そう、などのネガティブなイメージが多いというデータが出ました。

髪型も同様な結果になりましたが、不思議な事に、日本人は髪型やシャツの襟の黄ばみなどは気にする方が多いのですが、歯に関してはあまり気にしない方が多いように思われます。

そこで、矯正歯科の先進国、アメリカと日本でデータを調べてみました。

アメリカで矯正歯科専門医に歯並びについて相談したことがある人は67.5%いたのに対し、日本では23.5%という結果がありました。

日本人が矯正しない理由の第一位は金銭的な問題。第二位は…

なんと、気にならない、困っていない!でした。

歯科矯正の治療費はアメリカと日本ではアメリカの方が高額なのに、なぜアメリカの人は積極的に歯科矯正を行うのでしょうか?

そこには、医療保険制度の違いがあります。

日本では、国民皆保険制度が取られており、日本国民は必ず何かの医療保険制度に加入する義務があります。

それに対し、アメリカでは医療保険は任意保険です。高収入の人は高額保険に加入でき、高度な医療を受けることが出来ますが、未加入の人は最低限の医療し受けることが出来ません。

その点日本では、誰でも同等の医療を低価格で受けることが出来るというメリットがあります。が、しかし、最先端医療や見た目に関する医療、予防的な医療は保険給適応外となるために受けていない人が多いのが現状です。

予防的な医療が発展していない日本では、どんどん医療費が膨れ上がり、このままでは医療保険制度は破たんすると言われています。

アメリカでは、歯科矯正治療が完了した人は、医療保険加入費用が安くなる商品もあるそうです。

なぜ、矯正治療が終わった人は保険費用が安くなるのでしょうか?

そこには、見た目以外のメリットが沢山あったのです。

矯正治療をするとどんなメリットがあるのか…

は、また次回お話しします!

矯正治療についての価格など詳細はこちらのページへ

中断してほしくない歯科治療その3

こんにちは

立川駅南口にある歯科医院。立川デンタルクリニックすずき院長の鈴木です。

今日は先日の続き

中断してほしくない歯科治療の第三位にランクインされました。歯を抜いた後の治療についてお話しします。

歯が痛くなってしまい、気が付いたら抜かなきゃいけなくなっていた…抜いた後の傷口が治ったら、そこの治療をしましょうね!

そういわれて、でもいたくないし…なんか色々選択肢提示されたけど…

気が付いたら、そのまま放置していた…

まあ、奥歯だし!見た目に関係ないし、まあ、いっか!

そう思っていませんか?
たまに患者さんから、

「奥歯で見えないし、咬むのに支障がないから、そのままじゃダメなんですか?」
そう聞かれることがあります。
抜いてすぐはいいかもしれません。
しかし、数年後、放置したせいで様々な弊害が出てきます。

それは、抜いた歯の周りの歯が動いて、咬み合わせが変わってしまうことがあるんです!

元々歯があったところに向かって両隣の歯は倒れてきます。
そして、咬みあうべき歯は下に落ちてきます。

そうなることで、歯と歯の間は緩くなり、咬み合わせが変わると、歯と歯の間に物が挟まりやすくなります。

そうすると、歯周病が進行したり
さらに、他の歯を抜かなくてはいけなくなり
本当に何かしないと咬むことに不自由するようになってしまうかもしれません…

そうなったら、歯科治療は益々大変になります。

動いてしまった歯を元に戻す治療は矯正治療です。

保険がききません。
私費治療になるので、費用も高額になります。期間もかかります。

落ちてきた歯は元の位置に戻すか、削るしかありません。

削る量が多いと、歯の神経を取る事に…

そうなると、その歯の治療だけで、1か月。そこから倒れている歯を元に戻すのに、最低3ヶ月の矯正。

そうやって期間と費用をかけて、元の状態に戻すことが出来れば、まだいいのですが、最悪抜歯になる可能性も…

歯を抜いた後の治療は色々な選択肢があり、しかも、メリットとデメリットがある。

費用も方法によりピンキリで、歯科治療の時間も様々。自分にとってどの方法がベストなのか、よくわからない。考えるのがメンドクサイ。

そう思ってしまう気持ちもよく分かります。しかし、あと伸ばしにしてもいいことはなにもありません。

問題を先送りにしているだけで、何も解決していませんし、どんどん状況は悪化してしまいます。

親知らずの抜歯や、歯科医師が、そこは抜いたままで大丈夫!と言った場所に関しては、特に心配しなくていいと思いますが、そこは何かしないといけないね!そう言われた場所は、やっぱり、何かしないといけません。

そのままにしていても、良いことはありません。
放置しないようにしましょう!!


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中断してほしくない歯科治療、その2

こんにちは

立川駅南口にある歯科医院。立川デンタルクリニックすずき院長の鈴木です。

今日は先日の続き、中断してほしくない歯科治療の第二位についてお話しします。

基本的には歯科治療は、全て中断してほしく無いのですが、その中でも、特に中断してほしくないものは、根っこの治療であることは前回お話ししました。

今回は、第二位にランクインされた、金属の型どりをしてから、金属を入れるまでの期間についてお話しします。

型どりをする場合はいくつか種類があると思います。

虫歯になって、部分的な金属を作るための型どり、全て覆う差し歯を作るための型どり、何本か繋いだ大きな金属の型どり、入れ歯の型どり、マウスピースやナイトガードなどの型どり

これら全てにおいて言える事なのですが、型どりをしてから、時間が経ってしまうと、歯の位置が動いてしまう。という事があります。

本来、歯は隣の歯と接していて、咬みあう歯と接している状況です。そこに、頬の筋肉や舌の筋肉、唇の筋肉など、さまざまな筋肉とのバランスで、歯の位置が決まっています。

金属を作るためには、当然、金属が入るスペースが必要なので、歯と歯の間や、咬み合わせの場所など削り、歯が他の歯と接していない状況になります。

仮の詰め物を入れる事で、ある程度歯の位置を固定することが出来るのですが、それもずっとというわけではありません。

歯の位置が変わってしまうと、歯と歯の間がきつくなったり、緩くなってしまったりします。

きつい分には、金属を削って調整すればよいのですが、緩くなってしまうと金属を作り直すしかありません。

また、仮歯などは、次回の治療までに外れたりしないように、咬み合わせを緩く設定する場合があります。

その状態で時間が経ってしまうと、咬みあう相手を求めて歯が飛び出してしまう場合があります。そうなると、金属を作るために型どりをしたときと、咬む高さが違うので、金属が非常に高い。という状況になります。あまりに金属を削らなくてはいけない場合は、金属の咬みあわせの面の形が崩れてしまうので、やはり作り直しになります。また、咬み合わせを調整していたら金属のスペースが足りなくなってしまい、金属に穴が空いてしまったため、作り直しというパターンもあります。

複数本の歯を型どりした場合は、その移動がより大きくなります。同時に2本、3本の型どりをしたときは、特に注意するようにしてください。

そして、一番やってほしくないのは…

根っこの治療が終わって、土台の型どりをしたあと、中断してしまうこと。

これは、本当に色々な治療が無駄になる場合があります。

せっかく根っこの治療をしたのに、土台を入れないでいると、また根っこの中に細菌が入り込んでしまい、根っこの治療を一からやり直さなくてはいけない場合があるからです。

何か型どりをしたら、それを入れるまでは出来るだけ歯科治療を中断しない。

都合が悪く、少し間が開きそうな場合は、前もって歯科医師、又はスタッフにご相談ください!

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