虫歯になりやすい人?

こんにちは

立川デンタルクリニックすずき
院長の鈴木です。


今日は一日雨のようですね。

 

気温も低く、肌寒く感じます。

体調管理には十分気を付けてくださいね!


さて、今日は虫歯なりやすい人、なりにくい人の話をします。




虫歯になるという事は、3つの要素がないと、虫歯はなりません。



その要素とは、まず、歯があること(笑)

当たり前ですが、総入れ歯の人は虫歯にはなりません。


虫歯になるためには歯がないといけないのです。


そして、虫歯菌が口の中にいること。

最後に、虫歯菌の餌となる糖分が存在すること。



この3つの条件がそろって初めて虫歯が出来ます。




なので、虫歯予防は何か一つ無くしてあげればいいのです。





ます、歯を全て抜く(笑)

虫歯を作らないために全ての歯を抜くのは本末転倒なので、その方法は辞めましょう(笑)



次に糖分を一切摂らない。


「美味しい物は脂肪と糖で出来ている」ので、全て摂らないというのは無理です。


しかし、歯ブラシをしっかり当てることにより口の中に残っている糖分を少なくすることは出来そうです。



最後に、細菌をゼロにする。



実はこれも歯を全て抜けば可能なのですが、歯があるかぎりゼロにすることは無理です。



でも、全然歯を磨いてなのにほとんど虫歯にならない人と、頑張って磨いているのにすぐに虫歯になっちゃう人がいる。なんで?



それは、口の中の細菌バランスによるものなのです。


腸内細菌に善玉菌と悪玉菌がいるように、口の中も、虫歯菌や歯周病菌と無害の細菌がいます。


その細菌のバランスが悪いとすぐに虫歯になったり、歯周病が悪化したりします。



そのバランスは6歳までに決まります。

6歳まで虫歯が1本もない人は虫歯菌の数が少なく虫歯になりにくい細菌叢になっています。


逆に6歳までに複数本虫歯があった人は、虫歯菌の多い細菌叢になっているので、大人になってからも、虫歯になりやすい状態になってしまいます。



では、その虫歯になりやすい人はどのような方法で予防すればいいのでしょうか?


それは、また次回(笑)

著者紹介

鈴木博貴(歯科医師)

2006年 岩手医科大学歯学部卒業

2007年4月20日 歯科医籍 第158595号 登録

2013年11月 立川デンタルクリニックすずき 開院

「口は身体の入り口 身体の健康は口の健康から」を医院理念とし

分かりやすく、笑顔で、一般歯科、口腔外科、小児歯科、矯正歯科の全ての分野で転院せずに歯科治療を終えることの出来る一貫性を持つことをモットーに治療している

座右の銘は「あの時の自分と今の自分を比べるのは、今の自分に失礼」というイチロー選手の言葉

学校検診について

こんにちは

立川デンタルクリニックすずき
院長の鈴木です。


今日の診療はバタバタしてしまい
待ち時間が長くなってしまった患者さんもいました。

申し訳ありませんでした。

出来るだけ待ち時間を少なくするように努力しておりますが、説明の時間や処置の時間を短縮するわけにはいかず…

出来るだけ効率よく診療できるように日々工夫していきますので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。



先日学校検診について質問がありましたので、そのお話を症と思います。



学校検診で、虫歯と言われたが、実際に歯医者に行ったら、虫歯はなかった!


それは良くある話です。


何故か…


学校検診の意義とは、怪しいなと思った人をしっかり歯医者に行かせ、精密検査をさせることです。


つまり、人間ドックと同じような物です。


血液検査で、肝臓が要精査となって病院に行っても、治療の必要はないと言われた。


それと同じです。



しかし、残念な事に、学校検診で虫歯を見落とすこともあります。


これは、検診をする環境があまりよくない。

明るいライトもなければ、良く見えるミラーもない
そして、掃除された後の歯ではないので、汚れの下がどうなっているかは分からない。


そのような状況下なので、見落としもあります。



ごくまれに、学校検診で虫歯じゃないって言われたから治療しなくて良い!という親御さんもいます(笑)


しかし、どちらの方が正確に診断できるかというと、歯医者での診断が正確だと思います。



学校検診は一つの目安。

引っかかったら、もちろん行かなくてはならないのですが、問題ないと言われても、定期的に掃除をしてもらった方が良いと思います。



明日は、虫歯になりやすい人、なりにくい人の話をします。

令和元年5月7日追記
今年も学校検診の季節になってきました
検診で虫歯だった人も、虫歯が無いといわれた人も、一度ちゃんと歯科に行き歯医者さんに診てもらうと長く安心ができる口内を維持しやすくなりますよ
当院では予防のためのプログラムがございます、興味がある方は当院スタッフにご確認ください。

著者紹介

鈴木博貴(歯科医師)

2006年 岩手医科大学歯学部卒業

2007年4月20日 歯科医籍 第158595号 登録

2013年11月 立川デンタルクリニックすずき 開院

「口は身体の入り口 身体の健康は口の健康から」を医院理念とし

分かりやすく、笑顔で、一般歯科、口腔外科、小児歯科、矯正歯科の全ての分野で転院せずに歯科治療を終えることの出来る一貫性を持つことをモットーに治療している

座右の銘は「あの時の自分と今の自分を比べるのは、今の自分に失礼」というイチロー選手の言葉

ナイトガードの手入れ

こんにちは

立川デンタルクリニックすずき
院長の鈴木です!


世の中休みのところが多いですね!

 

当院は明日も診療しております。

急患も対応しておりますので何かありましたらご連絡ください。

 



今日は歯ぎしりや顎関節症用のマウスピースの手入れ方法について!



まずは、自分のマウスピースがどのタイプか知らなくてはなりません。


マウスピースにはハードタイプとソフトタイプがあります。



ハードタイプは固くて変形しないもの。
曲げようとすると折れるものを言います。


ソフトタイプはシリコンのようなもので出来ていて
変形し、スポーツマウスガードに似ています。



それぞれタイプによって手入れ方法、保管方法が異なりますのでご注意ください。



ハードタイプをご使用の方

このタイプは材料が給水性があります。


乾燥すると材質的に割れやすくなってしまうので、外している時は水中保管。

水の中に入れておくようにしましょう!


また、吸水性があるという事は装着した状態でお茶や紅茶、コーヒー、ワインなどを飲むとその色素が取り込まれることになります。


マウスピース自体が変色しますので、装着したまま飲食しないようにしましょう。




手入れの方法は流水下でブラシで洗うことが基本です。


その際、歯磨き粉は使わないようにしましょう。

歯磨き粉の中に入っている研磨剤が表面を傷つけることになります。


色が付いたからと、劇落君のようなスポンジで磨くのも止めましょう。

あれは歯でも傷つきます。



それでも、使用していると唾液の成分が吸収され、黄ばみやにおいが気になる事があります。


そんな時は入れ歯洗浄剤の総入れ歯用を使用することをお勧めします。


部分入れ歯用には金属を錆させないための成分が入っていますので、総入れ歯用がいいと思います。



大きなドラックストアやネットなどでは、矯正用マウスピース洗浄剤が売っている所もあります。


勿論それでも構いません。






洗浄剤を使用した場合は、装着前に一度ブラシで洗ってから装着することをお勧めします。















ソフトタイプをご使用の方。

当院では作成していないので、最新のグッズなどが出ているかはわからないのですが、基本的には乾燥状態の保管となります。


ブラシで洗ってから、風通しの良い場所に置いておいてください。


材質的にはにおいが気になった場合には「ミルトン」などで殺菌することは出来ると思いますが、当院で作成していないため、よくわからないというのが本音です。


作成してもらった歯科医院に手入れ方法などを聞くのが良いかもしれません。



どちらのタイプにしても、ナイトガードは基本的に消耗品です。


歯がすり減るのを防ぎナイトガードが代わりにすり減ってくれるというものです。


歯ぎしりや食いしばりの程度によって交換時期は人それぞれなのですが、2年以上同じものを使用している場合は新しいものに変えてもいいかもしれません。


ハードタイプの場合は調整が出来るので、半年に1度はナイトガードを持って行って、歯科医院で調整してもらった方がいいかもしれませんね!



分からない事があったら、コメントしてくださいね!