こんにちは!
立川デンタルクリニックすずきです!
今週は歯科医師の紙谷が担当いたします!
最近はとても暑い日が続いています💦
冷房を使用している方がほとんどだと思いますが、適温を見誤ると室内でも熱中症になるので要注意です😳
また冷房の効きすぎた部屋から外に出るなど急な気温変化も体の負担になるので適度な温度で過ごしましょう!
就寝中の冷房により寒くて起きるという方もいらっしゃいます😥
室内や体内の温度管理には気をつけてください!
さて、本日のテーマは暑さに関係する脱水についてです!
今回は高張性脱水と低張性脱水についてお話ししていきます🤔
脱水にも分類があり、聞き慣れない話が多いかと思いますが最後まで見ていただけたら幸いです😌
脱水の違いですが、結論と予防方法からお話しします!
高張性脱水は水が欠乏している状態です。
低張性脱水はナトリウムが欠乏している状態です。
予防は大量の汗を排出したら塩分と糖が入っている水を飲むということです!
それではもう少し詳しく知りたい方のために特徴について説明していきます😃
・高張性脱水
主な原因
水の摂取不足、大量の発汗、腎臓での水の再吸収不全。
見分け方(症状)
口渇感、興奮
・低張性脱水
主な原因
大量の発汗、嘔吐、下痢、水のみの補給。
見分け方(症状)
血圧低下、頻脈、嘔吐、頭痛、尿量の減少、皮膚の緊張度低下(手の皮膚をつまみ離した後に戻りが遅い)
原因から分かる事は脱水は汗だけが原因ではないという事です😳
汗をかくと起きるものだという認識は多くの方が持っていると思いますが、文字通り水が脱けると書くので嘔吐や下痢も含みます!
激しい運動に伴い大量の汗を排出、嘔吐してしまう方は要注意です😓
部活動や習い事を頑張っている方は特に気をつけてください!
次は脱水の仕組みについて説明していきます!
ポイントは薄い方から濃い方へ移動する浸透圧が関わってきます!
高張性脱水の図
K+は細胞内液、Na +は細胞外液になります!
大量の汗による水分減少で細胞外液のNa +濃度が上がった状態になります。
浸透圧により図のように水分が細胞外液へ移動します!
低張性脱水の図
水のみの水分補給でNa +濃度が薄くなって細胞内液へ水分が移動しています🤔
細胞外液の浸透圧は低下し、細胞外から細胞内へ水が移行するため、脱水で減少した細胞外液はさらに減少する一方で細胞内液は増加します。これにより皮膚緊張度が低下となります!
次に、小児、高齢者が脱水になりやすい理由についてお話しします。
小児は基礎代謝量が多く体温が高いので全体液量が大人より多くても脱水になりやすいです😥
高齢の方は全体液量が減少している事や喉の渇きを感じにくいなどがあります。
他にも糖尿病による脱水もあります。
通常ではグルコースは尿に混じって排出されず再吸収されますが、血糖値が高いと腎臓の尿細管での再吸収が追いつかず、尿にグルコースが混じります。
糖を排出するために体内の大量の水分に溶かして排出するために多尿となり脱水となってしまいます。
・まとめ
脱水で気をつけること
大量の発汗
嘔吐、下痢でも脱水になる
水のみを飲む
小児、高齢者は要注意
糖尿病
このように脱水にも色々な原因があります!
身近の人やご自身が脱水にならないように少しでもお力になれたのなら嬉しく思います😌
長文で分かりにくいところもあったかと思いますが最後まで見ていただきありがとうございました!