こんにちは、立川デンタルクリニックすずきの歯科衛生士杉田です🐰
私ごとですが4月で新卒で入社して5年目になり俗にいうベテランと呼ばれる域に入ってきました…
そして、今年の春に新入社員が3人も!😳🎶
歯科衛生士2人とドクターが1人入ってきてくれました✌️
今後少しずつ皆さんの目にかかるかと思うので優しく声をかけてあげてください!
次のブログから新人さんたちの自己紹介が始まりますのでぜひ見てみてください😊
それでは今週は口育についてお話ししたいと思います
そもそも口育ってなあに?ってお話しですが、
お口の機能を正常に発育させる事です。
呼吸、嚥下(飲み込み)、摂食(食べる) この3つの機能を正しい方法ですることが目的となります。
例えば、お子様はいませんか?
・詰め込んで食べたり、噛み切れない。
・お口がポカンと開いてる。
・姿勢が悪い。
実は、その悪習癖が歯並びが悪くなる原因とも言われています。
歯列不正は
遺伝 2割
悪習癖 8割
とも言われています。
またお口で呼吸していることはないでしょうか?
お口で呼吸していると以下のようなことが起こりうる可能性が高いです😥
・虫歯になりやすい
・歯肉の炎症
・歯並びが悪くなる
・口臭の原因
・姿勢が悪くなる
・顔貌形成の影響
・アデノイド肥大
・睡眠時無呼吸症候群を引き起こす etc….
これらを改善するためにも幼少期からのアプローチも非常に重要です
さらに口呼吸や歯並びが悪くなる原因として、低位舌(舌の位置が下がっている事)があげられます。
前位舌(舌の先は上あごに当たっているが、舌の奥は当たっていない)の方も多いようです。
正しい舌の位置は、舌の先は上の前歯のつけ根(スポット)についていて、舌全体が上顎についている状態です。
自然に正しい舌の位置にいくように、あいうべ体操などを行い舌のトレーニングをする事が重要です。
その時、正しい姿勢を意識して行うことが重要です!
また口育には他にも重要なことがあり
①しっかりと栄養を吸収するため
口育を通じて正しい噛む力を育てることで、食べ物を十分に噛み砕くことや唾液と混ぜ合わせることができるようになります。これにより、消化がスムーズに行われ、栄養の吸収率が向上します。
特に成長期の子どもにとって、効率的な栄養吸収は、健やかな発育に欠かせません。噛む力が弱いと、食べ物をしっかりと噛めず、栄養が十分に吸収されない可能性があります。口育はその基礎を築く重要な取り組みなのです。
②顎の正常な発育をサポートするため
正しい口腔機能の発達は、歯並びや顔立ちにも大きな影響を与えます。例えば、舌の位置や口呼吸などの習慣は、歯並びを乱す原因になるでしょう。口育によって舌の正しい位置を習得し、鼻呼吸を促すことで、自然な歯並びを維持し、顎の正常な発育をサポートします。
③全身の健康を維持するため
口育では、鼻呼吸の習慣化を重要視しています。鼻呼吸は空気を加湿・浄化し、ウイルスや細菌の侵入を防ぐ役割を果たします。
一方、口呼吸が習慣化すると、口腔内が乾燥し、虫歯や歯周病、アレルギー性疾患を引き起こすリスクが高まります。また、口呼吸は睡眠の質にも悪影響を与え、成長ホルモンの分泌が妨げられることもあります。
口育によって鼻呼吸を促すことは、子どもの全身の健康を守るために非常に重要なのです。
④言語発達のため
口育は、子どもの言語発達にも大きな影響を与えます。舌の位置を正し、口の動きが発達することで、発音が明瞭になり、言葉の習得がスムーズに進みます。特に幼児期の口育は、将来的な言語能力の基盤を形成するために不可欠です。
そのために正しい舌の位置ももちろんですがなによりもよく噛んで食べる習慣をつけることが大切です
食事中にしっかりと噛むことは、顎の発達や歯並びを形成するうえで非常に重要です。しっかり噛むと顎の筋肉が鍛えられ、正しい歯並びや噛み合わせに導きます。
また、食事時間を確保し、ゆっくりと噛んで食べる習慣をつけることも重要です。噛むことを意識させることで、消化が促進され、栄養の吸収率が向上します。このように、口育ではよく噛むことが基本的な習慣として奨励されているのです
当院には口育士もおり、管理栄養士もいるためどんな食事がいいか悩んだ場合気軽にお声がけ下さい😁