こんばんは!
今週は吉田が担当します!
まだまだ暑い日が続きますが張り切っていきましょ〜!
患者さんから被せ物が外れる原因をよく質問されるのでそのことについて答えていきたいと思います!
- 接着剤の劣化
時間が経ってしまうと接着剤は劣化してしまいます。すると徐々に接着力が弱くなり、粘着性の食べ物を食べたりした際に外れやすくなります。
2.虫歯
接着剤の劣化とともに起きることが多いですが、被せ物、詰め物の隙間から虫歯菌が入り込んでしまい、徐々に歯を柔らかくしてしまうと被せ物、詰め物が取れてしまいます。
3.歯が割れた
これは根っこの治療をした歯に多いのですが、神経を取ってしまった歯は神経が生きている歯に比べて割れやすくなっています。自分の咬む力に耐えられなかったり、歯ぎしりなどがすごいと割れてしまい被せ物が取れてしまうことがあります。
4.歯ぎしり、食いしばり
え、意外!って思われるかもしれませんが被せ物、詰め物が外れる原因に歯ぎしりは大きく関係しています。
当然ですが被せ物、詰め物を付ける際には噛み合わせの調整をしています。
しかし、時間が経つにつれて被せ物がすり減ったり、自分の歯がすり減ったりすることで本来当たってほしくない場所が当たってしまうことは多々あります。
また、寝ている時の歯ぎしりは予想外の動きをしていることもあり、起きている時に再現することが難しい場合があります。
では歯ぎしりにはどう対応すればよいのでしょうか?
答えは就寝中に装着するマウスピースを作ることが改善への道となります。
歯ぎしり、食いしばりなどを総称してブラキシズムというのですが、ブラキシズムは知覚過敏、歯のすり減り、歯周病の進行、詰め物・被せ物が割れる、外れる、頭痛や顎の痛みを引き起こすなど多岐に渡って様々な症状を引き起こします。
その症状を改善するためにもマウスピースを装着し、歯や顎への負担を軽減させてあげることが重要となってきます。
当院では厚さが1mmのマウスピースと厚さが3mmのマウスピースを作ることができます。
1mmのマウスピースは必要最低限の厚さなので違和感が少なく、初めてマウスピースを使われる方でも使いやすくなっています。しかし、厚さが薄いため歯を守る力も最低限で大体半年〜1年程度で壊れてしまう方が多いです。
一方、3mmのマウスピースは厚さがしっかりあるので歯をしっかり守れ、すり減りによって壊れてしまうことはほぼありません。
ただ、厚い分装着時の違和感も大きくなって付けられない、寝られないと仰る患者さんもいらっしゃいます。
1mmのマウスピースでも使えない方は自費診療にはなりますがボトックスといって顎の筋肉を弱める注射を打つこともできます。
一時的には良くなるのですが、また夜間に歯ぎしりをすると寝ている間に顎の筋トレをしているのと一緒なので定期的にボトックスを打たないと痛みが再発する可能性はあります。
また、日中は噛み締めないよう意識しておくことも重要です。
上下の歯は少し開いている、舌は上顎に軽くくっついている、唇は軽く閉じている状態が正しい位置関係です。
リラックスしていると上記の正しい位置関係に来ている人が多いと思いますが、ストレスなどがかかると日中でも知らず知らずのうちに噛み締めて負担をかけています。
自覚がある方はこの機会に意識してみてはいかがでしょうか?
今回は被せ物、詰め物が外れる原因には様々あることやその中でも歯ぎしり食いしばりの悪影響について説明できたかと思います!
気になること、不安なことがある方は是非この機会に歯医者に行ってみてください!