こんにちは!立川デンタルクリニックすずきの歯科衛生士杉田が今回は担当します!
先週ぐらいから急に涼しくなり朝晩が冷え込むようになったので何着ればいいかすごく悩んでます💦
みなさんはどうですか?
今年の冬も寒いらしいので体調には気をつけてください😊
それでは今回のお題に入りたいと思います!
今回はレントゲンについてお話していきます🍀*゜
なぜ歯医者さんではレントゲン写真を初めに撮ることが多いのか説明していきます
①診断のための情報収集
歯科医師はレントゲンを用いて、歯や骨の異常を早期に発見します。これにより、問題が深刻化する前に適切な治療が行えます。
②治療計画の立案
レントゲン検査は治療計画の立案にも不可欠です。
例えば、根管治療やインプラントの位置決めには、精密な情報が必要です。
③定期検診での活用
定期検診では、歯や顎の健康状態を継続的にモニタリングするためにレントゲンが使用されます。これにより、早期発見と予防が可能になります。
そのため数年に1度新しく撮影させて頂いております。
次にレントゲンを撮ったことで分かることです☺️
①虫歯の診断
レントゲンは、肉眼では見えない初期の虫歯や歯の内部の虫歯を発見するのに役立ちます。これにより、早期治療が可能になります。
②歯周病の進行状況
歯周病が進行すると、歯を支える骨が溶けてなくなってしまいます。
レントゲンではこの骨の減少や歯周ポケットの深さを評価し、適切な治療法を決定するために使用されます。
③根管治療の必要性
歯の内部に感染が広がると、根管治療が必要になります。レントゲンは、根っこの感染や形態異常を確認し、治療の範囲や方法を決定するために重要です。
④歯の破折や亀裂
歯に見えない亀裂や深い破折がある場合、レントゲン検査でこれらを発見できます。これにより、適切な修復方法を選択できます。
⑤親知らずの位置と状態
レントゲン検査でその位置や生える方向を確認します。これにより、隣の歯や顎に悪影響を及ぼす前に適切な処置ができます。
⑥嚢胞や腫瘍の検出
レントゲンは、初期の嚢胞や異常な組織を発見するのに役立ちます。早期に発見することで、深刻な問題に進行する前に対応できます。
そしてみなさんは歯医者さんで取り扱っているレントゲンが何種類あるか知っていますか?
正解は……大きくわけて4つです!
①パノラマX線撮影
歯と顎全体の状況を一度に把握するのに適しています。
そのため歯並びや顎の骨、歯周病の有無、親知らずの状態、お子さんの歯の成長過程などを大まかに把握するのに用いられます。
②デンタルX線撮影
フィルムを口の中に入れて撮影する、小型で部分的なレントゲンです。
2本くらいの歯の部分的な詳細を確認するために使用されるこの検査は、歯と歯の間のむし歯や、歯の根の状態、詰め物・被せ物の適合状態など、詳細な情報を得るのに適しています。
解像度が高く、細かい部分まで鮮明に写るため、精密な診断が可能です。
③セファロX線撮影
矯正治療に用いられる頭部のX線規格写真で、横から撮ったものになります。
顔の骨格、顎、歯の位置関係を精密に分析します。正面と側面から撮影されたこのレントゲン写真は、顔や歯並びのバランス、骨格の成長段階、治療計画の精度向上に不可欠で、治療の評価や成長の観察にも活用されます
④歯科用CT
3次元(3D)の立体画像で撮影され、骨の位置や神経、血管なども詳細に確認できます。
親知らずの正確な位置や埋まり方、骨の量や質、歯の根の複雑な状態などを診断するのに不可欠です。
2次元では難しい、複雑な構造の診断やインプラント埋入の位置決定などに有効です。
それぞれ適切な用途があるので、むやみやたらに撮っているわけではございません。
ここでやはりレントゲンでいうと放射線の被ばく量が気になる方もいらっしゃるかなと思います😶💭
結論から言うと、歯科用のレントゲンやCTは、ごく微量な被ばく量なので心配ありません。デジタルが主流となっており、以前よりも被ばく量はさらに少なくなっています。
被ばく量の目安を具体的にみていきましょう。
- デンタルX線写真 0.01ミリシーベルト(1枚あたり)
- パノラマX線写真 0.03ミリシーベルト(1枚あたり)
- 歯科用CT 0.1ミリシーベルト(1回あたり)
<歯科以外の放射線被ばく量の例>
- 放射線作業従事者の年間線量の限度は50ミリシーベルト
- 医科用CTは1回あたり6.9ミリシーベルト
限度に達するにはデンタルX線では5000回、パノラマ撮影では1600回、歯科用CTだと500回に相当する被ばく線量ですので心配はありません。
妊娠中の方のレントゲン撮影
歯科医院でレントゲンを撮る際は、放射線をブロックする鉛でできた防護エプロンを身につけていただくため、身体への影響はほとんどありません。
X 線照射をするのも、お口の周りだけなので、お腹の胎児への影響は限りなく少ないと言えます。
胎児に影響を及ぼす放射線量は50ミリシーベルト以上だと言われていますが、歯科で1枚レントゲン写真を撮る場合は、その数千倍分の1程度の被曝量になります。
しかし妊娠中は、念の為、レントゲン撮影を行わない場合も多いです。
なので、事前にご相談しながら撮影となっておりますのでご安心ください!