口呼吸について

こんにちは😊

立川デンタルクリニックすずき 

歯科衛生士の川﨑です。

最近、朝晩は肌寒くなり、やっと秋も深まってきた感じですね🍂

寒暖差で体調崩しやすい時期でもあります。インフルエンザ😷も流行っています。

🍁食欲の秋ですから、

皆さん、美味しい物をたくさん食べてどうか元気にお過ごしくださいね😌

⚠️今回は口呼吸についてです。

まずは・・・

〜鼻呼吸のメリット〜

人間の呼吸は、鼻で行うのが本来の形であり、鼻呼吸にはさまざまなメリットがあります。

鼻には鼻毛や鼻水があることで、常に適度な温度湿度が保たれていて加湿器のような役割をしています。また、外の空気の汚れやウイルス、細菌などは鼻を通ることで鼻毛や鼻水により捕獲されてきれいな空気になるため空気清浄機のような役割もあります。そのため、鼻呼吸をすることで風邪などの感染症の予防になるのです!

そして口呼吸について・・・

〜口呼吸のデメリット〜

口呼吸になると多くのデメリットがあります。

①風邪をひきやすくなる(ウイルス感染をしやすくなる)

口で呼吸することで、鼻のような加湿、空気清浄機のような効果が得られないため、空気の汚れやウイルスをそのまま身体に取り込んでしまいます。

②むし歯や歯周病、口臭につながる

口呼吸により唾液が蒸発し、口腔内乾燥を起こしむし歯、歯周病、口臭に影響がでます。

 ③顔貌が悪くなる

お口の周りには、多くの筋肉がついており、口を動かす筋肉以外にも、表情を作る筋肉も含まれます。
口呼吸の方は、お口周りの唇や頬の筋肉が弱いことが多く、ぽかんとお口を開けたままのだらしない口元になります。

また、表情筋も弱いことが多く、感情に乏しい顔貌になります。

成長途中の子供さんでしたら、口呼吸により歯並びが悪くなったり、顔の骨格の成長がうまくできなくなることもあります。

④睡眠時無呼吸症候群

口を開けて寝ていると、舌が喉の奥の方に落ちこんでしまうため、睡眠時無呼吸症候群に繋がることがあります。

この様に、口呼吸には様々なデメリットが存在し、お口だけでなく、全身にも悪影響を及ぼします。

〜口呼吸の治し方〜

1.1日に何度も意識して鼻呼吸をする

歯並びや鼻に問題がなくても、単に習慣や癖で口呼吸をしている場合があります。
その場合は、口が開きっぱなしになっていないか、きちんと鼻で呼吸をできているかを、1日のうちで何度も意識して気をつけることで、口呼吸から鼻呼吸へ治せることがあります。

2. 寝る時に口にテープを貼る

薬局などで鼻呼吸テープとういものが売っています。鼻で息はできるけど、ついついお口が開いてしまう方は、寝る時にお口が開かないようテープで止めます。
同様に鼻腔を広げて、鼻呼吸をしやすくするテープもありますので、併用してみるといいと思います。

3. お口の周りの筋肉を鍛える

口呼吸の方は、口の周りの筋肉に力が入っておらず、開きっぱなしのため、唇などの筋肉が弱い方が多いです。

あいうべ体操」や口輪筋のトレーニングにより、お口周りの筋肉がついてくると、自然とお口を閉じられる様になり、鼻呼吸へとなります。

4. 矯正治療を受ける

歯並びが悪いことで、お口が閉じにくかったり、舌が収まるスペースが狭く、それにより口呼吸が習慣になってしまう場合があります。
矯正治療により、歯並びを治すことで、舌を正しい位置に置けるようになったり、出ていた歯が引っ込むことでお口が閉じやすくなります。

5. 耳鼻科を受診する

そもそも鼻に疾患があり、鼻で呼吸ができない場合があります。アレルギー性鼻炎や蓄膿症(副鼻腔炎)、骨格性の疾患の場合、鼻の通りが悪く、口呼吸になってしまいます。
その場合は、耳鼻科での治療が必要です。
また、上の奥歯の根っこは副鼻腔と近いことがあり、虫歯が大きく、歯の根っこが膿んで骨が溶けると、副鼻腔とつながってしまい、副鼻腔に炎症が広がり蓄膿症(副鼻腔炎)になることがあります。
その場合は、歯科医院で歯の根っこの治療(根管治療)を行い、根っこの周りの炎症が引いていくことで、副鼻腔の炎症もなくなり、症状が改善します。

 特にお子さんの口呼吸は、健全な成長を妨げる原因になりますので、早めに治してあげる必要があります。

気になる事があれば、是非ご相談ください‼️

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