治療後に歯茎から出血

こんにちは

立川デンタルクリニックすずき
院長の鈴木です。


今日は立川の花火ですね!

 

数日前から立川駅も花火使用になっています。

 

今年は雨が降らなければいいですね!


このブログでは一般的に言われていることを中心に書いています。

ドクターによって意見が違うことは、混乱を招くことになるので書いていません。



今日書く内容は、ドクターによっては意見が割れるものですので、担当医が違う意見だった場合、そちらの意見を聞くようにしてください。



神経を取った後やブリッジにする場合など
歯の周りを1周削り、すべて被せる冠を作る処置の話です。



以前、前の先生は、歯を削った後、歯茎を傷つけて出血したので、別の歯科医院に行った。

そこはとても上手で、歯茎を全く傷つけず、かぶせてくれたが、すぐ取れてしまったので、ここに来た。



そんな話をしてくれた患者さんが来ました。



治療を見ると、最初に行った、歯茎を傷つけたという歯科医院の治療はとても丁寧で、綺麗な治療がされていたのですが、歯茎を傷つけることなく上手だと言っていた歯科医院の治療は、かぶせ物があっていませんでした。




どうゆうことかというと、ここが考え方の割れるところなんですが、僕はかぶせ物をする際、かぶせ物と歯の境目を歯茎より下

つまり、境目が歯茎に隠れて見えなくなるように歯を削ります。


かぶせ物と歯の境目から虫歯になる事が多いので、そこに汚れが溜まらないように、引き締まった歯茎で覆ってあげるのです。


すると、そもそもそこに汚れがいかないので、虫歯になりにくいという考え方です。


しかし、この方法は歯茎の下まで歯を削るため、処置中に若干の痛みと、処置後、歯茎から出血するという欠点があります。



しかし、歯茎は治癒力により元に戻りますので、長い目で見たときにはそちらの方がいいと思い、その方法を採用しています。



もう一つの考え方は、かぶせ物と歯の境目を歯茎より上に設定しようという考え方です。


汚れはついても、そこをきちんと掃除できればいいじゃないか。という考えからです。




この方法は処置中に痛みを伴う事も少ないですし、出血することもあまりありません。



しかし、根本的に汚れを綺麗にすることが前提なので、磨き残しがあるとそこから虫歯になってしまいます。


また、技工士さんがかぶせ物を作る時にどこまでかぶせ物を作っていいのか分かりにくいという欠点もあります。




一番よくないのが、どっちつかずの中途半端な設定です。


汚れやすく磨きにくい。


そのようなかぶせ物は縁から虫歯になるリスクが高いです。



なので、処置後、何かあったら、まず担当の歯科医師に相談してみましょう。


考えがあってその処置をしている場合は、必ずしっかりと説明してくれるはずです!

著者紹介

鈴木博貴(歯科医師)

2006年 岩手医科大学歯学部卒業

2007年4月20日 歯科医籍 第158595号 登録

2013年11月 立川デンタルクリニックすずき 開院

「口は身体の入り口 身体の健康は口の健康から」を医院理念とし

分かりやすく、笑顔で、一般歯科、口腔外科、小児歯科、矯正歯科の全ての分野で転院せずに歯科治療を終えることの出来る一貫性を持つことをモットーに治療している

座右の銘は「あの時の自分と今の自分を比べるのは、今の自分に失礼」というイチロー選手の言葉

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