こんにちは
立川デンタルクリニックすずき院長の鈴木です。
9月になりましたね…
朝晩は肌寒く感じるようになりました。
1日の気温差が激しいので、体調管理には十分お気をつけくださいね!
9月は祝日も多く、僕自身初めて出席する国際学会などもあり、休診日があります。
10日(日)、18日(月、祝)、23日(土、祝)、27日(水)が休診日となっております。
よろしくお願いいたします!
さて、今日は久しぶりに口の中の話。
何のブログ?って感じですけど、やはり歯科の話をしなくては…と思いまして(笑)
そう、歯医者さんのブログなんです。
歯科で最も多い粘膜疾患とは…
そう口内炎です。
では、口内炎ってなぜできるのでしょうか?
原因はいくつかありますが、
一つは、外傷
つまり怪我ですね!
間違って頬を咬んでしまった。
酔っぱらってしゃべってたら、舌を咬んでしまった。
転んで顔をぶつけたら口の中が切れた…
そんな経験もおありかと思います。
その時通常ではその怪我の部分がそのまま治っていくのですが、何らかの原因で潰瘍になってしまうとそれが口内炎です。
治療で麻酔の注射をしたら、そこが口内炎になった。
というのも、同じ原理です。
次に、何もしなくても、気が付いたら出来ていた。
このような事もあります。
主な原因は
ビタミンB不足
ストレスや睡眠不足
口腔乾燥
口腔清掃不良
などです。
この、アフタ性口内炎は細菌やウイルスの感染が原因ではないので、そのうち治ります。
でも、当たると痛い つまり接触痛が多く出ます。
しゃべれない、食べれない、飲み込めない
等の症状が出る場合があります。
そのような場合の処置として
軟膏を塗る
パッチを貼る
レーザーで焼く
などの処置を行います。
基本的には身体のバランスが崩れているサインと思って
食生活を正したり、休息時間を取ったり
必要であればビタミン剤などを服用してもいいと思います。
予防策は残念ながら「これ」というものは無いのですが、
規則正しい生活をして、口の中を清潔に保つという事でしょうか?
このように体のバランスを整えてもすぐに口内炎が出来てしまう。という場合は再発性口内炎なども考えられますので、受診をお勧めします。
唇の端が切れてしまう口角炎も同じです。
身体のバランスが崩れると起きやすいので、バロメーターの一つにしてください!
気を付けてもらいたいのは、
普段あまり出来ない場所に出来た口内炎
白く大きな口内炎があるのに、触っても当たってもいたくない…
このような場合は、自分で判断せずに受診することをお勧めします。
細菌感染やウイルス感染が原因で出来た口内炎を、市販の口内炎の軟膏で対応しようとすると悪化します。
なかなか分かりにくい違いなので、歯科医院で判断してもらう方がいいと思います。
次回は感染が原因の口内炎についてお話しします。
著者紹介
鈴木博貴(歯科医師)
2006年 岩手医科大学歯学部卒業
2007年4月20日 歯科医籍 第158595号 登録
2013年11月 立川デンタルクリニックすずき 開院
「口は身体の入り口 身体の健康は口の健康から」を医院理念とし
分かりやすく、笑顔で、一般歯科、口腔外科、小児歯科、矯正歯科の全ての分野で転院せずに歯科治療を終えることの出来る一貫性を持つことをモットーに治療している
座右の銘は「あの時の自分と今の自分を比べるのは、今の自分に失礼」というイチロー選手の言葉