こんにちは
立川デンタルクリニックすずき院長の鈴木です。
安室奈美恵さんが引退宣言しましたね…
確かに20年トップで居続けることって、凡人の僕には想像できない位のプレッシャーがあるんでしょうね…
様々な文化を創り出してくれていたアーティストさんですから、残念ですが、最後まで応援しようと思います。
さて、今日は前回の続き
質問の答えです。
なかなか更新できずにすみませんでした。
前回の質問は
電動歯ブラシはやはり普通の歯ブラシより、効果は絶大でしょうか?
ということでした。
これについては過去にも解説しているので、もうご存知の方もいるかもしれませんが…
僕はよく、電動歯ブラシと歯ブラシを掃除機とほうきで例えることが多いです。
電動歯ブラシは、短い時間でだいたい綺麗にするのは長けています。
例えば、2分間で電動歯ブラシと手磨き、どっちが綺麗に出来るか?と聞かれると、それは電動歯ブラシです。
しかし、正しい歯ブラシの使い方を知っている人が、5分間磨いたのと、電動歯ブラシを5分間当てたのでは手磨きの方が綺麗に磨けます。
部屋の掃除を掃除機で凄く丁寧にやっても、その後にほうきで隅を掃除したら埃が出てくるのと同じ感覚ですね。
隅々まで綺麗に歯を磨こうと思ったら、手磨きには勝てません。
しかし、常に5分も10分も歯磨きに時間をかけることが出来ないという人の気持ちも会わかります。
なので、朝、昼など時間のないときは電動で
夜は、電動のあと、手磨き+フロスなどを併用するとよりいいのではないでしょうか?
電動でも、手磨きでも、ブラシの毛先が当たっていない場所の汚れは落ちません。
水の力で、そこに超音波水流を発生させたとしても、食べかすは取れますが、細菌の塊であるプラークはそう簡単には落とすことが出来ません。
プラークは毛先を使って磨かないとほとんど落ちないのです。
なので、質問の答えとしては、短い時間での勝負は電動歯ブラシの方がすぐれているが、磨き残しは絶対にある。
徹底的に磨きたいなら、手磨きやフロスの併用をしないと無理という事になります。
ちなみに、電動歯ブラシを使用する際の注意点としては、歯磨き粉を選んだ方が良いという事です。
研磨剤入りの歯磨き粉、特にマイクロビーズを使用している歯磨き粉を電動歯ブラシにつけて磨くと、研磨剤の威力が強すぎて、歯を削ってしまうことになります。
マイクロビーズの弊害については、過去の記事をご覧になっていただくか、また機会があれば解説したいと思いますが、商品名としてはク〇アク〇ーンなどがマイクロビーズを使用しています。
このようなマイクロビーズ使用歯磨き粉は、アメリカではもうすでに製造中止となっているようなジャンルの歯磨き粉です。
様々な弊害がありますので、使用には注意が必要だと思います。
著者紹介
鈴木博貴(歯科医師)
2006年 岩手医科大学歯学部卒業
2007年4月20日 歯科医籍 第158595号 登録
2013年11月 立川デンタルクリニックすずき 開院
「口は身体の入り口 身体の健康は口の健康から」を医院理念とし
分かりやすく、笑顔で、一般歯科、口腔外科、小児歯科、矯正歯科の全ての分野で転院せずに歯科治療を終えることの出来る一貫性を持つことをモットーに治療している
座右の銘は「あの時の自分と今の自分を比べるのは、今の自分に失礼」というイチロー選手の言葉