こんにちは
立川デンタルクリニックすずき
院長の鈴木です
もうすぐクリスマス
それが終わるとお正月
12月はイベントごとがいっぱいです
さて、師走だからでしょうか?
最近歯の治療を中断していた方が続きをしてほしいというご連絡をいただきます
今年のうちに終わらせておきたいって気持ちはよく分かります
また12月はクリスマスや忘年会などもあったり年末年始と食べる機会が多いですからね
美味しいものを美味しく食べれるように歯のコンディションを整える!とてもいいことだと思います。
しかし、歯の治療を中断したところからの続きというのがもったいないです
治療中の場合は一通り治療が終わってから中断する方が良いと僕は思います
なぜ中断がよくないか
これは僕個人のブログで何度か取り上げていますが
治療で使う消毒の薬は大体2週間ほどで効果がなくなります
つまり効果がなくなったあとは口内の細菌の影響をずっと受けるわけです
中断で特に厄介な状況になりやすいのが根っこの治療です
根っこの治療後では表面のエナメル質を削り象牙質をむき出しにして治療をし仮蓋をしますが
この状態で中断をし仮蓋がとれるようなことでもあれば、あっという間に細菌などの影響からまた虫歯になります
この状態での虫歯治療はさらに削ることになるのでより薄くなります
薄くなった根っこは折れやすく取り返しがつかなくなることがあります
根っこの治療は中断したところからリスタートできることは非常にすくないので
必ず治療が終わるまでは通院した方が良いと考えています
特に根っこの中に最終の薬をいれて土台の型取りで中断
これは最後まで終わらせた方がよいと僕は思っています
仮蓋もかなり取れやすいので細菌に感染しやすい
また治療をやり直すのはもったいないからですよね
先生によっては考え方が違うという人もいると思いますが
僕はなるべく最後まで終わらせるほうが良いとおもいますし
万が一仮蓋が取れた場合はすぐに歯医者さんに相談することをお勧めします。
著者紹介
鈴木博貴(歯科医師)
2006年 岩手医科大学歯学部卒業
2007年4月20日 歯科医籍 第158595号 登録
2013年11月 立川デンタルクリニックすずき 開院
「口は身体の入り口 身体の健康は口の健康から」を医院理念とし
分かりやすく、笑顔で、一般歯科、口腔外科、小児歯科、矯正歯科の全ての分野で転院せずに歯科治療を終えることの出来る一貫性を持つことをモットーに治療している
座右の銘は「あの時の自分と今の自分を比べるのは、今の自分に失礼」というイチロー選手の言葉