こんにちは
立川デンタルクリニックすずき
院長の鈴木です。
昨日は、勉強会参加の為休診とさせていただきました。
全国から医院をより良くしよう!そう日々努力している院長先生、スタッフの皆さんが集まり
自分たちがどのような事をしたら、どのような結果になったのか、それを発表しあう勉強会でした。
非常にためになり、またモチベーションがとても上がるいい刺激になりました!
僕も、もっとこのクリニックを良くするように色々な取り組みをしていきたいと思っております!
さて、先日、僕の歯に入っていた詰め物が取れたのですが、非常に疲れが溜まっていて寝不足で…
こんなときに、何でこのタイミングで?
なぜ、このタイミングで詰め物が取れたのか?
今日は、そのお話しをしたいと思います。
歯に詰めてある詰め物、かぶせ物が取れる理由はいくつかあります。
一つは、虫歯
詰め物の縁から虫歯になり、中が虫歯で空洞になる
そうなると、詰め物と歯の間の接着力がなくなるので、詰め物は外れてしまいます。
詰め物の縁からもう一度虫歯になる理由…
それは、別の機会でお話ししますね!
詰め物が外れる理由
二つ目は、接着剤の劣化
虫歯になっていなくても、接着剤は劣化します。
なぜ、劣化するか?
じつは、口の中って、非常に過酷な環境なのです。
まずは、温度。
アイスクリームのような限りなく零度に近いものから、
温かい物、60度から70度のものまで、幅広い温度変化があります。
そして、酸性度
中性から強酸まで様々なPHになります。
そして機械的刺激
これは、咬む刺激という事ですね!
1日に3000回とも5000回とも言われています。
これを機械に置き換えてみましょう!
さて、このような環境下にある機械はどの位持つと思いますか?
それが80年壊れることなく持つと思いますか?
人間の歯って素晴らしい材料ですよね!!
話が逸れそうなので(笑)
そして、3つ目が…
これが、今回、僕の詰め物が外れた原因です。
それは、歯ぎしり!
人間は疲れたりすると歯ぎしりをするといわれています。
色々理由は言われていますが…
歯ぎしりをすると、歯に余計な力がかかります。
当然、歯も歪みます
この歪みが外れる原因です。
歯と、全く同じ硬さで、歯と全く同じすり減り方をして、歯と全く同じように歪む材料はありません。
このような材料が発明されたら、詰め物が外れるという事も少なくなるんでしょうね!
イメージとして、
木の板に、両面テープでスポンジを張り付けたとします。
そのスポンジを剥がすように力を加えていくとどうなりますか?
当然、スポンジは剥がれますよね!
当たり前です。
しかし、スポンジに両面テープで同じスポンジを張り付け、
剥がす力を加えたらどうなるでしょう?
どちらかのスポンジを固定しないと剥がれません。
つまり、材質に硬さの違い、ゆがみ量の違いがあると、そのギャップは接着面にかかるのです。
歯と硬さやゆがみ量が違う素材が接着剤でついていたら…
歯ぎしりをして、歯の形が歪んだら…
力は、接着剤にかかり、その接着剤は剥がれてしまいます。
普段歯ぎしりをしない人でも、疲れている時などは歯ぎしりをしてしまうことがあります。
咬み合わせが少しでも高いと、歯や歯茎に悪影響を与えるだけではなく、身体のバランスにも影響を与えることもあります。
定期検診で、お掃除だけではなく、咬み合わせもチェックしてもらう事をお勧めします!!