予防歯科って?

こんにちは😊

立川デンタルクリニックすずき

歯科衛生士の川﨑です。

1月も中旬になり、お正月気分からやっと仕事モードに本格的に入ってきたのではないでしょうか?

今年も皆様、よろしくお願いいたします🙇

今回は『予防歯科🦷』についてお話ししていこうと思います。

予防歯科は、虫歯や歯周病にならないように、虫歯や歯周病になる前の予防処置です。

虫歯や歯周病になっても、歯科医院で治せばいいと思っていらっしゃる方もいるようですが、歯科治療にも限界があります。

近年、予防歯科の重要性は、非常に高まっています。そして予防歯科は虫歯や歯周病にとどまらず、広い範囲に及びます。

<予防歯科が重要な理由>

1.失われた部分は戻らない

例えば、虫歯になって歯が欠けたとします。

歯が欠けたところは、元に戻ることはありません。

歯と同じ硬組織である骨は折れたとしても、再びくっついて治りますから、歯の特殊性がお分かりいただけると思います。

歯周病で歯が抜けてしまった場合も同じく、また生えてくることはありません。

歯は一度悪くなったら元に戻らないので、予防歯科は歯が悪くならないようにするという重要な意味を持っています。

2.歯科医院で治しても元通りにならない

現在の歯科治療では、虫歯で欠けたところを人工の詰め物や被せ物で補って治します。

虫歯や歯周病で抜けたところを、ブリッジや入れ歯、インプラントなどの人工物で補って、再び噛めるように治します。

このように歯科治療は人工材料で補う治療をしていますが、人工材料で補うものなので、元の状態に戻ったわけではありません。

人工材料で補ったところから、虫歯が再発したり、歯が欠けたりするなど歯が再び悪くなることも珍しくありません。

予防歯科で虫歯や歯周病を予防できれば、人工材料で治す必要もなくなり、治療後の歯の悪化も防げます。

これも予防歯科が大切とされる意味のひとつです。

<社会性にも好影響>

社会性に関係する要素はたくさんあります。

中には、口元に関係するものもあります。

例えば、口臭です。

口臭が強いと人から指摘されると、コンプレックスを感じ、それだけで人前に出ることが難しくなってしまうことも多いです。

口臭の原因の大部分はお口の汚れや虫歯、歯周病など歯やお口のトラブルです。

前歯が虫歯になると、歯を見せて笑う事がコンプレックスの原因になることも珍しくありません。

歯やお口のトラブルの多くは、予防歯科で防ぐことも可能です。

歯やお口のトラブルからのコンプレックスを防ぐことも予防歯科が重要とされる理由です。

<全身の健康維持にも効果あり>

近年の研究で、歯のトラブルが、全身の健康にも密接に関係していることが明らかになってきました。

一例を挙げると、歯周病です。

歯周病は歯周病菌が原因の病気ですが、歯周病が悪化すると糖尿病も悪化します。

糖尿病が悪化すると歯周病も進行するというように、両者はループのような関係にあります。

また、狭心症や心筋梗塞の心臓血管に歯周病菌が見つかったことから、心臓の血管が詰まる原因に、歯周病が関係していることもわかってきました。

意外なところでは、アルツハイマー型認知症の発症や進行にも歯周病菌が関係しています。

予防歯科で、歯周病を予防することができれば、全身の健康にも良い影響が出ることがお分かりいただけるのではないでしょうか。

予防歯科には、全身的な健康管理という点から見た重要性もあるのです。

<予防歯科の具体的な方法について>

予防歯科にはセルフケアとプロフェッショナルケア、患者さんと二人三脚で取り組みます。

どちらも、歯の表面についているプラークを取り除き、歯のトラブルの原因となる細菌を除去することを重視しています。

1.セルフケア🪥

セルフケアは、ご自身で行なっていただく日常の歯のケアです。

虫歯や歯周病の原因は、歯の表面についたプラークの中にいる細菌ですので、歯のケアで歯をきれいにすることが大切です。

歯のケアというと歯ブラシを使った歯磨きが思い浮かべられると思いますが、歯ブラシだけでは歯はきれいになりません。

歯と歯の間には歯ブラシは届かないので、歯間ブラシやデンタルフロスも使用すると更に良いでしょう。

フッ素も虫歯予防に効果的なので、フッ素入りの歯磨き粉を使ったり、定期的にフッ素の洗口液でうがいをしたりするのもおすすめです。

また、食生活の見直しもセルフケアでは大切とされています。

砂糖の摂取頻度が高いと、それだけ虫歯になりやすくなるからです。

お食事のタイミングはできるだけ一定に保ち、ダラダラ食べるような食生活はやめるようにしましょう。

2.プロフェッショナルケア🦷

プロフェッショナルケアは、歯科医院で行う歯のケアです。

歯科医院で専用の器械を使ってプラーク、歯石を取り除きます。

また、歯磨きには個人差もあり、きれいに磨けるところもあれば、なかなか磨けないところもあります。

磨き残しているところも歯科医院なら見つけてもらえますので、歯科医院で取り除き、歯の表面をきれいな状態にします。

そして、ご自身に適した歯ブラシや歯間ブラシなどを提案し、効果的な歯磨き方法もご説明することもございます。

⚠️まとめ

予防歯科の重要性と予防法がお分かりいただけたのではないでしょうか。

予防歯科は、

①失われた部分は戻らないので、そうならないようにする

②治しても元通りにはならないので、そうならないようにする

③社会性にも好影響を与える

④全身の健康維持にも効果がある

などの理由から、重要とされています。

予防歯科の基本は、歯のケア、すなわち。

①歯磨きをと通して、虫歯や歯周病の原因となるプラークを取り除くこと

②歯科医院でプラークの温床となる歯石と、磨き残したプラークの除去

③フッ素

④食生活の改善

です。

当院では、皆様に質の高い生活をご提供出来るように予防歯科に積極的に取り組んでいます。

是非、当院にお越し下さいませ‼️

インフルエンザ予防にも歯磨きが大切🪥

こんにちは♪ 

立川デンタルクリニックすずきです!

今回は歯科助手の石井がブログを担当させていただきます😊

年も明けて、2024年新たな一年が始まりましたね‼️

今年の目標を立てた方や、抱負を決めた方も多いのではないでしょうか。

私自身、去年の気温差にやられて体調を崩す日が多かった気がします😰💦今年は体調第一に過ごしたいと思います😀

コロナは落ち着いてきたものの、インフルエンザは昨年は流行っていましたね🦠

そんなインフルエンザ予防にも効果的なものといえば…

思い浮かべるのは、手洗い・うがい・マスクの着用ですよね😌

実は、、歯磨きもインフルエンザの予防に効果的なのをご存知ですか😎? 

口の中の細菌はプロテアーゼ、ノイラミニダーゼという酵素をつくります。

プロテアーゼ、ノイラミニダーゼは粘膜を覆っているタンパク質を破壊して、インフルエンザウイルスが細胞にくっつき、侵入するのを手助けします。

なので口の中が汚れて細菌が繁殖すると、インフルエンザウイルスにとって格好の環境となってしまうため、インフルエンザが発症しやすくなってしまうということです😵

実際に介護施設で、歯科衛生士によるお口の清掃を行ったり、小学校で歯磨きを促進する運動を行ったことでインフルエンザの罹患率が減少したとのことです💡

なので”効果的な歯磨きのポイント”をここでご紹介します🦷🪥

寝る前の歯磨きはしっかりと!

→寝ている間は唾液が減って細菌が繁殖しやすくなります🦠歯ブラシだけでなくフロスや歯間ブラシ等を使用して歯と歯の間の汚れもきちんと取りましょう。

朝起きたら歯を磨く!

→寝ている間に繁殖した細菌が口腔内に多く生息する起床時、うがいや歯磨きをしないまま飲み物を飲んだり食事をすると、体内にウイルスや細菌を取り込んでしまうことになってしまいます😥

舌の上も忘れずに!

→細菌は歯だけではなく、舌の上にも多く生息しています…。歯磨きの際には舌磨きも一緒に行いましょう!
やり方は、歯ブラシで数回、舌をまんべんなく軽くこするだけ🪥
しかし、舌の粘膜はブラシでこすると傷ついてしまうため、優しく行ってくださいね!

歯ブラシは定期的に交換する!

→歯ブラシを最後に変えたのはいつですか?

お口の細菌を掃除するのが歯ブラシの役目です😉使用するうちに歯ブラシ自体にも細菌が繁殖し、しかも毛先が開くと歯にきちんと当たりにくくなり、効果的に汚れを落とせなくなります😔
口腔内を清潔に保つためにも、1カ月に1本を目安に交換しましょう👍

しばらく歯科医院に行ってない…という方は、ご自身の歯磨きだけでは取り除けない汚れが蓄積されていることも考えられます😥

ぜひ当院で検診を受け、クリーニングを受けましょう👀💡