保育園の歯科検診

こんにちは
立川デンタルクリニックすずき
院長の鈴木です。

今日は午前中休診だったので、今年の4月に新しくできた保育園に歯科検診に行ってきました。

保育園での検診は、予防歯科を行う上で非常に重要で、歯科受診のきっかけとなるものです。
早期発見することは勿論なのですが、歯科の検診で恐怖を与えないようにする。

人生で初めての歯医者との接触
そう考えると、なかなかプレッシャーのかかるものでした…

保育士さんに手伝ってもらいながら
見落としがないように、拡大鏡とライトを使用してしっかり診させていただきました!

皆さんの協力のお蔭で、比較的時間も早く終えることが出来ました。

そして、検診で使用したデンタルミラー
本来、これは使い捨ての物なのですが、1回使用しただけで捨てるのはもったいない。
でも、滅菌とかすることは出来ない。

どうせ捨てるなら…と検診した児童にプレゼントすることにしました。

ご家庭で、歯医者さんごっこに使ってもいいし
お子さんの歯をじっくり見てもいいし
歯磨きが少しでも好きになってもらえると嬉しいなと思います。

また、親御さんの立場になって考えると、どんな人が検診したのかな?
って気になる所かな?と思い、僕の自己紹介も同封しました。

当院の周辺に住む方に少しでも予防の概念が広がってくれればいいなと思っています。

著者紹介

鈴木博貴(歯科医師)

2006年 岩手医科大学歯学部卒業

2007年4月20日 歯科医籍 第158595号 登録

2013年11月 立川デンタルクリニックすずき 開院

「口は身体の入り口 身体の健康は口の健康から」を医院理念とし

分かりやすく、笑顔で、一般歯科、口腔外科、小児歯科、矯正歯科の全ての分野で転院せずに歯科治療を終えることの出来る一貫性を持つことをモットーに治療している

座右の銘は「あの時の自分と今の自分を比べるのは、今の自分に失礼」というイチロー選手の言葉

歯の治療のリスタート

こんにちは
立川デンタルクリニックすずき
院長の鈴木です

 

もうすぐクリスマス
それが終わるとお正月
12月はイベントごとがいっぱいです

 

さて、師走だからでしょうか?
最近歯の治療を中断していた方が続きをしてほしいというご連絡をいただきます
今年のうちに終わらせておきたいって気持ちはよく分かります
また12月はクリスマスや忘年会などもあったり年末年始と食べる機会が多いですからね
美味しいものを美味しく食べれるように歯のコンディションを整える!とてもいいことだと思います。

 

しかし、歯の治療を中断したところからの続きというのがもったいないです
治療中の場合は一通り治療が終わってから中断する方が良いと僕は思います

 

なぜ中断がよくないか
これは僕個人のブログで何度か取り上げていますが
治療で使う消毒の薬は大体2週間ほどで効果がなくなります
つまり効果がなくなったあとは口内の細菌の影響をずっと受けるわけです

 

中断で特に厄介な状況になりやすいのが根っこの治療です
根っこの治療後では表面のエナメル質を削り象牙質をむき出しにして治療をし仮蓋をしますが
この状態で中断をし仮蓋がとれるようなことでもあれば、あっという間に細菌などの影響からまた虫歯になります

 

この状態での虫歯治療はさらに削ることになるのでより薄くなります
薄くなった根っこは折れやすく取り返しがつかなくなることがあります
根っこの治療は中断したところからリスタートできることは非常にすくないので
必ず治療が終わるまでは通院した方が良いと考えています

 

特に根っこの中に最終の薬をいれて土台の型取りで中断
これは最後まで終わらせた方がよいと僕は思っています
仮蓋もかなり取れやすいので細菌に感染しやすい
また治療をやり直すのはもったいないからですよね

 

先生によっては考え方が違うという人もいると思いますが
僕はなるべく最後まで終わらせるほうが良いとおもいますし
万が一仮蓋が取れた場合はすぐに歯医者さんに相談することをお勧めします。

著者紹介

鈴木博貴(歯科医師)

2006年 岩手医科大学歯学部卒業

2007年4月20日 歯科医籍 第158595号 登録

2013年11月 立川デンタルクリニックすずき 開院

「口は身体の入り口 身体の健康は口の健康から」を医院理念とし

分かりやすく、笑顔で、一般歯科、口腔外科、小児歯科、矯正歯科の全ての分野で転院せずに歯科治療を終えることの出来る一貫性を持つことをモットーに治療している

座右の銘は「あの時の自分と今の自分を比べるのは、今の自分に失礼」というイチロー選手の言葉

電動歯ブラシの使い方やポイント

こんにちは
立川デンタルクリニックすずき
院長の鈴木です。

 

前回は電動歯ブラシと手磨きの歯ブラシを
掃除に例えて違いを知っていただいたと思います
今回は電動ブラシの使い方やポイントをまとめていきます

 

前回の話の通り
電動歯ブラシだけでは磨き残しが出てしまいます
電動歯ブラシ後の仕上げにフロスなど補助的なものを使ってケアしましょう

 

そして長期間、電動歯ブラシのブラシを交換していない人は定期的に交換してください
電動ブラシのブラシ部分は意外と高価ということもあり
ずっとそのまま使っている人も多いとは思いますが
その状態は掃除機に例えると紙パックがパンパンになって吸引力が下がって
掃除機能が低下している状態です

 

この状態では磨き残しがさらに増えるだけなので

 

性能を十分に発揮できるように電動歯ブラシのほうもケアしてくださいね

 

それと音波系の電動歯ブラシを利用している方は
使用前に必ず一度うがいなどで口の中に水分がある状態で磨きはじめてください
音波系ブラシは水を動かし水流を作り、それで清掃力を高めているので
口の中が乾いた状態では清掃能力が下がるためです

 

使い方のポイント
電動歯ブラシの効果を最も発揮できる方法です

 

歯磨きは朝・昼・晩の3回として
朝と昼は電動ブラシのみで良いと思います
前回の内容の通り綺麗さは「手磨き>電動」速さは「電動>手磨き」なので
時間に余裕がある方は手磨き3回が一番いいと僕は思います
でもそんなに時間に余裕がある方は少ないので・・・(笑)

 

電動歯ブラシを使用する場合は
歯磨き粉は使わない、使用する場合は研磨剤不使用の物を使ってください

 

これはよくある質問なのですが
電動歯ブラシは清掃能力が高いので
研磨剤の影響で歯を削ってしまうことがあるからです
研磨剤なしまたは歯磨き粉自体を使わないことを僕はオススメします

 

朝・昼と時間に余裕を持たせるために電動ブラシを使用したら
夜はしっかり磨いてください
手磨きが一番いいとは重ますが
電動ブラシを使う場合は使用後に歯間ブラシや糸ようじなどを使ってケアしましょう

 

綺麗に磨けているところと、磨けていない場所は
歯医者さんの歯ブラシ指導などを受けると教えてくれます
当歯科医院にもご相談くださいね

 

最後にいくつか補足します
一つ目はマウスウォッシュ
マウスウォッシュは歯磨きをしてから使用しないと効果がありません

 

薬液が浸透するのが表面なので
磨き残しや食べかすが残った状態では効果にムラができてしまい
一番重要な歯に接している場所の細菌に効果が届かないことがあります
必ずしっかり歯を磨いてから使用してくださいね

 

二つ目はよく
「食後する歯を磨くのは良くないのではないですか?」
という質問をいただくことがあります

 

その通りで、食後30分から1時間程度経過した後の方が歯を傷つけないです
しかし、電動ブラシで素早く終わらせたい人、つまり時間があまり取れない人には
その30分後とか1時間後というのは少々難しいのではないでしょうか?
僕はうっかり夕食の時間になっていたことがあります・・・

 

ルーティンとして30分後、1時間後が継続できるのでしたら是非オススメしますが
難しそうならすぐ磨いてください、磨かないよりは磨いた方が良いので
うっかりがあってから僕は食後すぐに磨くようにしています
ご参考になれば幸いです(笑)