こんにちは
立川駅南口の歯医者さん、立川デンタルクリニックすずき院長の鈴木です。
今日は先日の続き、歯の矯正についてお話しします。
前回は米国では歯の矯正をする人が日本人に比べてすごく多いよ!ってお話しをしました。
矯正している人の方が任意医療保険の保険料も安くなる商品もあるとか…
なぜ保険料が安くなるのでしょうか?
歯科矯正を行うメリットとしては、まず第一に見た目の改善が上げられます。
歯並びが綺麗な方が、第一印象に好感度を持ちやすく、教養があるように見え、高収入に見られるというお話しも前回させていただきました。
今回はそれ以外のメリットについてお話しします。
まずは、身体能力!
咬み合わせと運動能力は非常に緊密な関係にあると言われています。
咬み合わせがしっかりすると瞬発系の筋力がアップすることは実験データでもはっきりと出ています。
歯並びが良くなり、咬み合わせが改善すると運動能力が上がることになります。それに付随して、身体のバランスも改善します。
顎の骨は頭蓋骨に筋肉だけでぶら下がっている状態です。その顎の位置が変わると、頭の重さのバランスが変わります。すると、首や肩に負担がかかり、それが広がり、腰や股関節にまで影響を及ぼすことが分かっています。
歯並びが改善し、咬み合わせが改善すると、顎の位置が正しい位置になります。
それにより、姿勢や首、肩にかかっていた負担が軽減するので、人によっては肩こりや腰痛が改善した!という人もいます。
さらに、良いことは続きます。
歯の並びが綺麗になると、歯のメンテナンスがしやすくなるのです。つまり、歯磨きが簡単になります。
歯と歯が重なっているところなどは、ブラシだけでは綺麗にすることが難しく、フロスや歯間ブラシを使用しないと綺麗に磨けません。
実際に、僕も虫歯の治療をしていて、歯と歯が重なっているところの虫歯が非常に多いと実感しています。
また、汚れが溜まりやすくなると、歯周病のリスクも高まります。
歯周病は汚れと咬み合わせの乱れで悪化することがわかっているので、歯並びがずれている所は、歯周病が他の場所に比べて悪化しやすくなります。
詳しくは歯周病の解説時にお話ししますが、歯周病と全身的な病気とは非常に大きなつながりがあります。
歯周病が悪化していると、全身的な病気も悪化しやすい傾向にあります。
このような理由から、歯並びが良い方が、トータルで見たときに病気にかかるリスクが低いと判断されるので、任意医療保険の保険料が矯正している人の方が安くなるのです。
そんな歯科矯正治療ですが、何歳からスタートすればいいの?
何歳まで出来るの?
という質問が多くあります。
それについては、また次回お話しさせていただきます!