こんにちは!いつも当院のブログをご覧いただきありがとうございます📝✨
今回も引き続き患者様からいただく質問にお答えいたします💡
今回は、「タバコの害」についてお話ししたいと思います🚬
タバコが身体に悪いというのは多くの方がご存じかと思いますが、お口の中にもさまざまな悪影響を及ぼすことは、意外と知られていないかもしれません。
喫煙が原因となって起こるお口のトラブルについて、わかりやすくご紹介していきます。
ご自身やご家族、大切な方の健康を守るためにも、ぜひ最後までご一読ください👀✨
1. タバコが歯と歯ぐきに与える影響
喫煙によって、まず影響を受けるのが歯ぐきです。😰タバコに含まれる有害物質は、血管を収縮させる作用があり、歯ぐきへの血流を悪くしてしまいます。その結果、以下のような問題が起こりやすくなります。
- 歯周病の進行が早くなる
喫煙者は非喫煙者に比べて、歯周病のリスクが2〜6倍になると言われています。しかも、症状に気づきにくいため、気づいたときには重症化しているケースも少なくありません。 - 歯ぐきの色が黒ずむ
タバコの影響でメラニン色素が沈着し、歯ぐきが黒く変色します。見た目にも不健康な印象を与えてしまいます。 - 出血や腫れに気づきにくい
通常、歯周病では歯ぐきが腫れたり、歯みがき時に出血したりすることで異常に気づくことができます。しかし、喫煙によって血流が悪くなると、こうした症状が現れにくくなり、発見が遅れてしまうのです。
2. 口臭の原因にも
タバコを吸うと、どうしても口臭が強くなります。
ニコチンやタールといった成分が舌や歯の表面に付着し、独特のにおいを発生させます。👅また、唾液の分泌が減少することで、口の中の自浄作用も低下し、細菌が繁殖しやすくなるため、さらに悪臭が強くなります。
喫煙者の方自身は慣れてしまって気づきにくいのですが、周囲の人はにおいに敏感です。口臭が人間関係に悪影響を及ぼすこともあるため、注意が必要です。
3. 歯が黄ばむ・着色汚れがつきやすい
タバコのヤニは非常に強力で、歯の表面にこびりついて黄ばみの原因になります。歯みがきでは落としきれず、クリーニングをしても再びすぐ着色してしまうという悪循環に陥ることもあります。
白く健康的な歯は、清潔感や若々しさを演出します。逆に、黄ばんだ歯は老けた印象や不衛生なイメージを与えかねません。せっかくの笑顔も、歯の色ひとつで印象が大きく変わってしまうのです。
4. インプラントや治療の成功率が下がる
タバコは、歯周病だけでなく、歯科治療の成功率にも悪影響を及ぼすと言われています😨
たとえば、インプラント治療では、人工歯根が骨としっかり結合することが重要ですが、喫煙によって血流が悪くなると、この結合がうまくいかないリスクが高まります。
また、抜歯後の治癒が遅れたり、傷口が化膿しやすくなったりするため、治療の回復が遅れたり失敗につながる可能性もあるのです。
5. 口腔がんのリスクも高まる
さらに深刻なのが、喫煙が口腔がんのリスクを高めるという事実です😈
口腔がんは早期に発見すれば治療が可能な病気ですが、初期は症状が乏しいため見逃されやすく、進行すると命にかかわることもあります。
喫煙者は非喫煙者に比べて、口腔がんの発症リスクが数倍に高まるとされており、禁煙は口腔がん予防において非常に効果的です‼️🈲
6. 禁煙のメリットとは?
ここまでお読みいただき、タバコがいかにお口の健康に悪影響を与えるかをご理解いただけたかと思います!
実は、禁煙による回復効果も非常に大きいのです✨
- 血流が改善し、歯ぐきが健康になる
- 歯周病の進行を抑えられる
- 口臭が改善される
- 着色がつきにくくなり、歯の見た目がきれいになる
- 歯科治療の成功率が高まる
- 口腔がんのリスクが下がる
禁煙は決して簡単なことではありませんが、お口の健康、そして全身の健康を守るために、強くおすすめしたいことの一つです💪🔥
まとめ
喫煙は、歯周病や口臭、歯の黄ばみといった見た目の問題だけでなく、命に関わる病気のリスクにもつながる深刻な害をもたらします。
大切なのは、「気づいたときに行動すること」です。
もし禁煙をお考えの方がいらっしゃれば、ぜひご相談ください。
これからも、皆さまのお口の健康を守るために、丁寧な診療と情報発信を心がけてまいります📡🧑⚕️
最後までお読みいただき、ありがとうございました!健康で美しい笑顔のために、一緒にがんばりましょう!😄✨