イチロー選手の考え方

こんにちは

立川デンタルクリニックすずき院長の鈴木です。

明日は、立川の花火大会ですね!

立川駅も花火大会使用になっていました。

あとは天気ですね…

四年前の悲劇が繰り返されない事を祈っています!

さて、自己紹介の続きです!

様々な趣味を活用し、少しずつ成長してきた僕ですが、

本業の学業はかなりおろそかになっていました。

興味のある科目は勉強するのですが、

興味のない科目は全くしない。

歯科の分野が点と点が繋がっていない状態でした。

そんな中、ある1冊の本と出合います。

野球選手「イチロー」の様々な言葉がおさめられている本でした。

野球好きの僕は、軽い気持ちでその本を手に取りました。

そこには、衝撃が待っていました。

自分を見つめなおすきっかけ。

本当になりたい自分は?

そのためには何をするべきか…

何度も何度も読み返し、

その時に響いた言葉をかみ砕く。

1か月後読み返すと、別の言葉が響いてくる。

その時の状況にあった言葉、自己分析の大切さ。

この本に出会ってから78年位経ちますが、

未だにこの本を読み返しては新しい発見や気づきがあります。

そのなかで僕の座右の銘となっている言葉があります。

メジャーリーグで初めて200本安打を達成したイチロー選手が日本での200本安打を打った時との違いを記者に聞かれて

「あの時の自分と、今の自分を比べるのは、今の自分に失礼だ」

感動しました。

僕はそんなに日々成長できているか…

胸を張ってその言葉を言えるようになりたい。

それから僕はなりたい自分になるために

5年後の目標を設定します。

それを達成するためには1年後までになるべき自分像が見えてきます。

すると、半年後の目標、1か月後の目標、1週間後の目標

明日の目標

今日やるべきことが分かるようになったのです。

どのような自分になりたいと思ったか…

ちょうど、研修医が終了し、この先どのような歯科医師になるか

どんな自分になりたいか。

それを考えていた時にイチローの本に出会いました。

研修が終了に近づくと、様々な医局が医局員確保の動きをみせます。まるで、新入生を勧誘する部活やサークルのように(笑)

そこで、何をやりたいの?と尋ねられるのですが、様々な分野の点と点が最低限ですが結びついた僕は全ての分野に興味がありました。

口腔外科もやってみたい。

麻酔科で全身管理もしてみたい

補綴科で咬み合わせの勉強もしたい。

矯正も興味がある。

小児歯科も面白そう。

予防も大事だよね…

勿論、歯周病、虫歯治療は基本だし…

全部のエキスパートになりたい!!

これがその時の目標でした。

でも、大学の医局の先輩たちは

「それは無理だよ」

「一生かかっても、1分野のエキスパートになれるかどうかなんだから…」

と、言われました。

確かに、すべての分野で日本一になるのは無理かもしれない。

でも、

「専門外なのでわかりません」

とは、絶対に言いたくない…

でも、

そんなに優秀な人間じゃないしな…

様々な葛藤の中で進路を悩んでいました。

悩んだ時にはイチロー本(笑)

メジャー挑戦時のコメントでこんなカッコいいセリフがありました。

「ほかの誰よりも僕が一番期待しています。その自信がなければここにいません」

「なりたい」自分になるためには、まず、自分が自分に期待できる。

その位努力しなければ…

全てを勉強できる環境。

それは、開業医で勤務しながら、自ら勉強会やセミナー情報を調べ

休みの日を使って勉強する。

その勉強した成果を日々の診療で発揮する。

認定医や専門医という称号はもらえないかもしれない。

論文発表の機会を作るのは難しいかもしれない。

でも、日々の診療で

「これが足りない」

と感じたら、そこを勉強する。

それを繰り返していけば、いつか、目標に到達できる。

そう自分に期待し、開業医に勤務することになりました。

勤務先も、勉強会やセミナーは東京で開催されることが多いので

東京の歯科医院のみ希望しました。

そうして、僕の歯科医人生は始まったのです。

(研修医時代にも貴重な経験をさせていただきましたが、それはまた後日)

東京都多摩市の歯科医院に勤務して最初にぶち当たった壁。

それは自信を持っていたコミニュケーションでした…

その話はまた次回…

コミュニケーションの大切さ!

こんにちは

立川デンタルクリニックすずき 院長の鈴木です。

今日は比較的スムーズに治療することが出来ました。

待ち時間も少なく、新患の対応もしっかりとすることが出来たと思います。これも、日々一生懸命働いてくれているスタッフのお蔭と、約束の時間をしっかりと守っていただける患者さんのおかげだと思っております。

ありがとうございます。

このような状況を一日でも多く、待ち時間の少ない医院にしていこうと思っておりますのでよろしくお願いいたします!

さて、前回の続きです。

コミュニケーションの取り方を勉強しようと思った僕ですが、どのように勉強すればよいか、全くわかりませんでした。

どうすれば、コミュニケーション上手くなるのかな…等と漠然と考えていました。

そんなある日、友人から、盛岡にもダーツバーが出来たよ!との情報が!!

5年ぶり位にダーツをする機会が増えました。1件できると、少しずつダーツ人口も増えていきダーツが置いてある店も少しづつ増えていきました。

そこで、あるお店と運命的な出会いをするのです。行きつけのダーツバーのマスターに新しくダーツマシンを導入した店がある。

との情報を仕入れた僕は付き合いもあって店のマスターと一緒にそのお店に行くのでした!

そのお店は、20年くらい営業をしている老舗のスナック(笑)学生の僕は、絶対に入ろうとしないような店構えでした。

中に入ってみると、天井一面にトランプ?

カラオケはないのにステージ?

昔ながらのソファー、ブランデーの瓶

皆さんのイメージするようなスナックなのですが、普通のスナックとは少し異なるところが…

そこはマジックバーでした。

まだ、テレビ特番等でマジック番組が放送される前。奇跡の指先などの言葉が出てくる前の時代です。

目の前で起こる不思議の数々に圧倒され、そこから、お金の続く限りそのお店に通うことになるのです。

そこで、僕の師匠といえるマジシャンに色々な事を教わりました。

マジックの技法、見せ方。

毎日のようにトランプを触り、鏡を見ながら自分の手元を確認し色々教わりながら、いくつかマジックが出来るようになってきました。

新しいものが出来るようになると、人に見せて反応が知りたくなるのが人間というもの。

事あるごとに、友人などにはトランプを持ち出して見せていました。(今考えると、かなりメンドクサイ人だったと思います(笑))

そんなある日、僕はそのお店のカウンターの中に入りお客さんにマジックを披露させていただく事になりました。

緊張しながらも、カウンターの中に入れることを嬉しく思い

いざ!!

結果は惨敗…

手順にミスもなければ、もちろんタネがばれたなんてこともありません。

でも、全くウケなかったのです。

僕は師匠に相談しました。

「何がいけなかったんでしょうか」

その時いただいた言葉は、今でも僕の礎になっています。

・余裕がない

・自己満足

・求められているか

結局、僕は経験、技術、レパートリー全てにおいて不足していたため観客が見たいと思っているマジックを見せることが出来ず自分の一番やりたいマジックを押し付けていたのです。

しかも、観客の人を楽しませるという発想はなく

「俺はこんなことが出来るんだ!すごいだろ!」

的な態度だったと思います。

もちろんアドリブなど利かせれるわけもなく決められたセリフを決められたタイミングで言っていただけでした。

そんなマジック僕だって見たくありません(笑)

ここでコミュニケーションの一端が見えた気がします。

「いかに観客のニーズをつかむか」

「どのようなものを求めているのか」

「こちらの都合で、都合のよいものを押し付けていないか」

「大変な時こそ笑顔が出せるか」

「相手のニーズに応えられるような引き出しが沢山あるか」

今の仕事に通じるものが沢山あります。

マジックという趣味を通して、人との会話ということの基礎を学びました。

しかし、学業以外のことに専念していた僕は、大学での成績は予想を大きく下回るものでした。

このままでは、歯科医師になれない。

大学を出たのに資格がなければ、何も出来ない。ただ年を取ってる新卒者…

ここで、現在の座右の銘となっている事が書いてある本に出合うのですが、

その話は、また次回…

著者紹介

鈴木博貴(歯科医師)

2006年 岩手医科大学歯学部卒業

2007年4月20日 歯科医籍 第158595号 登録

2013年11月 立川デンタルクリニックすずき 開院

「口は身体の入り口 身体の健康は口の健康から」を医院理念とし

分かりやすく、笑顔で、一般歯科、口腔外科、小児歯科、矯正歯科の全ての分野で転院せずに歯科治療を終えることの出来る一貫性を持つことをモットーに治療している

座右の銘は「あの時の自分と今の自分を比べるのは、今の自分に失礼」というイチロー選手の言葉

セミナー報告会

こんにちは
立川デンタルクリニックすずき
院長 鈴木です。

今日は当院のスタッフが先日受講してきたセミナーの報告会でした。
勉強してきたことを全員に説明し、少しでも多くの情報を全スタッフでシェアする。

初めての試みにも関わらず、非常に上手にまとめていました。
分かりやすくて本当に良かったです。

そして、何より、スタッフが真摯に説明し、聞く側のスタッフも真剣に聞いている
この空気感が最高でした。

とても良いスタッフに囲まれたなーと実感しています。

さて、今日も過去の記事から…
長々と自己紹介が続きますが、
もう少しお付き合いください。

ダーツまみれの鈴木少年が現実を知った後
どのような行動をとったのでしょうか?

まず初めに、50歳の時に何をしているかを想像してみました。
すると、ダーツバーの経営者になっている自分は
全く想像できませんでした。

接客の難しさや、話題の提供方法など
自分は接客能力が素人であることに気が付いていましたので
こんな難しいことは出来ない!
と、またそこから逃げ出したのです(笑)

受験勉強をしていたほうが楽だと思った鈴木少年
大学入試に向け本腰をいれるのでした。

この時11月…遅っ

そんな短期間で入れるほど甘いものではなく
何とか合格通知をいただいたのは、母校
岩手医科大学
歯学部…

医学部でない学部に進学するかどうするか、
迷った鈴木少年ですが、もう一年浪人しても
また以前の生活に戻るのでは…
以前の生活の楽しさを知っていた僕は
その誘惑を断ち切れる自信がなく
前に進むために入学を決意しました。

しかし、それこそ「なりたい」と全く思っていなかった学部
1年生は本当につまらなかったです。
周りと打ち解けようともせず、
希望もなく
目標もありませんでした。

転機が訪れたのは3年生の時
専門的な授業が少しずつ入ってきて
実習なども面白いと思うようになってきました。

少しでも面白いと思うと凝り性は発揮されます(笑)

興味のある分野だけは勉強しました。

また、その時大学外のつながりを求めて
スポーツジムのサークルに加入していました。

競技は「スカッシュ」

壁打ちテニスみたいなやつです。

日曜は朝からスカッシュするため、土曜の夜は
遊びに行かず、早く寝る(笑)

以前とは全く異なる生活に変わりました。
そのサークルで、ある一つのことに気が付きました。

「僕はコミュニケーションをとることが苦手かもしれない…」

色々なサークルの人たちが大会の後に懇親会で集まったとき。
僕は、特定の人間としか話をしていないことに気が付いたのです。

友人は、違うサークルにも沢山知り合いがいるのに…
そういえば、大学も全く知らない人がいる…

コミュニケーションの取れない歯医者?
このままでいい?

ここで初めて、授業とは関係のないものを勉強しようと思うのです。

どのようにして、コミュニケーションの勉強をしたか。

それは次回をお楽しみに!!

著者紹介

鈴木博貴(歯科医師)

2006年 岩手医科大学歯学部卒業

2007年4月20日 歯科医籍 第158595号 登録

2013年11月 立川デンタルクリニックすずき 開院

「口は身体の入り口 身体の健康は口の健康から」を医院理念とし

分かりやすく、笑顔で、一般歯科、口腔外科、小児歯科、矯正歯科の全ての分野で転院せずに歯科治療を終えることの出来る一貫性を持つことをモットーに治療している

座右の銘は「あの時の自分と今の自分を比べるのは、今の自分に失礼」というイチロー選手の言葉