麻酔で具合が悪くなる。

こんにちは

立川デンタルクリニックすずき
院長の鈴木です。


今日は昨日の麻酔の話の続き

麻酔を打って具合悪くなるのは何で?

という話をします。




麻酔を打って具合悪い、気分が良くない。

そのような症状が出るのはいくつかの原因があります。


まず一つ目、
薬のアレルギー

麻酔薬が体質的に合わずに、打つたびに具合が悪くなる。
血圧が一気に下がり、意識が朦朧とする。


一度でもこのような経験がある場合は、何度打っても同じ症状が出るばかりではなく、1回目より2回目の方が症状が酷くなる事が多いので、前もって歯科医に相談しましょう。


しかし、薬自体にアレルギーを持っている人は、僕は今まで一度も見たことがありません。


相対的には非常に少ないのではないかと思います。



では、最も多いのは?

それはデンタルショックと言われる症状です。


これは麻酔はただきっかけに過ぎず、麻酔薬が合わないとかではないです。


治療する前に非常に緊張していたり、恐怖を抱えている人が麻酔をする時の痛みというものがきっかけで、血圧が一気に下がり、気分が悪くなる。

貧血のような症状が出る事です。



このような経験がある人は、治療前にリラックスするのが一番です(笑)

それが出来ないから、ショックになってるんですよね(笑)



痛い、怖い
そう言った感情がこのショックを引き起こすので、あまりにも何度もショック症状が出てしまう人は、治療前にリラックスさせる薬を飲んだりすることもあります。



このような経験も前もって歯科医師に相談してください。




そして、最後。
麻酔を打つと、心臓がどきどきしてしまい、息苦しくなる。


担当の歯科医師に恋愛感情を抱いてそのようになってしまう場合は、対処の使用がありません(笑)


しかし、麻酔薬の中に含まれている
エピネフリンという成分。

これは、血管を収縮させ、少ない麻酔薬で効きをよくするために入っているのですが、
この成分は血圧を上昇させます。


この成分が入ることにより、心臓がドキドキしたり、息苦しくなったりします。


通常は5分ほど経つと平常に戻ることが多いです。


このような経験がある人は、麻酔後少し休んでから処置をしたり、少しずづ麻酔することで、症状が軽減する場合があります。


担当歯科医師に相談してください!

麻酔の話

こんにちは

立川デンタルクリニックすずき
院長の鈴木です。


今日は台風ですね!

 

立川も午前中は結構降りました。

 

明日は晴れるといいですね。


今日は治療における麻酔の話。



最近、何人かの患者さんが勘違いしていることがわかったので、その話をさせていただきます。



例えば、虫歯を削って、白い詰め物を詰める処置を行うとき、痛みがないように麻酔をすることがあります。


「結構、虫歯が深いので、先に麻酔をします。」
というと、頑なに麻酔を拒否する患者さんがいます。


処置が終わった後の、麻酔が残っている感じが嫌だ。

という理由ならいいのですが、


麻酔をすると、治療費が上がるから、我慢するという患者さんがいました。




保険治療では、一部の治療を除き、虫歯の治療時に麻酔の有無で治療費が変わることはありません。



麻酔代も処置代に含まれているからです。




麻酔をしないで、虫歯を削り、痛みで反射的に急に動く方が口の中を切ってしまったり、健康な歯を削ってしまったりする可能性があるので、危険です。




麻酔を我慢しても、治療費は変わらないので、治療費が理由の場合は、麻酔をした方がいいかと思います。



もちろん、そこが理由じゃないよ!っていう人は
痛くないか確認しながら、処置を行いますので処置前にご相談ください。


著者紹介

鈴木博貴(歯科医師)

2006年 岩手医科大学歯学部卒業

2007年4月20日 歯科医籍 第158595号 登録

2013年11月 立川デンタルクリニックすずき 開院

「口は身体の入り口 身体の健康は口の健康から」を医院理念とし

分かりやすく、笑顔で、一般歯科、口腔外科、小児歯科、矯正歯科の全ての分野で転院せずに歯科治療を終えることの出来る一貫性を持つことをモットーに治療している

座右の銘は「あの時の自分と今の自分を比べるのは、今の自分に失礼」というイチロー選手の言葉

骨粗鬆症の治療薬と抜歯

こんにちは

立川デンタルクリニックすずき
院長の鈴木です。


今日も暑かったですね!

でも今夜から台風の影響で雨が降るとのこと。

明日は大雨になるようです。

皆さん気を付けましょう!


さて、今日は骨粗鬆症の薬を飲んでいると、歯を抜く時に注意が必要。という話をしたいと思います。


骨粗鬆症ではビスホスホネート製剤と呼ばれる薬が使われます。

「べナロン」や「ベネット」などがあります。



この薬を飲んでいると、歯を抜いたときに骨が壊死してしまうリスクが増えるので注意が必要です。


薬を飲んでいる期間が、3年未満の人はあまりリスクは高くないようですが、3年以上飲んでいる人は薬を飲むのを休む期間などが必要になってくる場合があります。


また、3年未満であっても、この薬以外に、ステロイドなどを飲んでいる場合は注意が必要です。


薬を休まずに歯を抜くのか、休んだ方がいいのか、などはその人の身体の状態によって変わってくるので、担当医にご相談ください。



しかし、薬を飲んでいる時に歯を抜かなくていい状態を作ることが一番効果的です。

もし、これから薬を飲み始めるという事が決まったら、一度、歯科医院に行き、抜かなくてはいけない歯はないか?

将来抜かなくてはならなくなりそうな歯はないか?という相談をしてみてはいかがでしょうか?

歯を抜いたらインプラントにすればいいとお考えの場合、この薬を飲んでいると、インプラントもできなくなる可能性があります。

自分の歯を守ることが非常に重要になってくると思います!

著者紹介

鈴木博貴(歯科医師)

2006年 岩手医科大学歯学部卒業

2007年4月20日 歯科医籍 第158595号 登録

2013年11月 立川デンタルクリニックすずき 開院

「口は身体の入り口 身体の健康は口の健康から」を医院理念とし

分かりやすく、笑顔で、一般歯科、口腔外科、小児歯科、矯正歯科の全ての分野で転院せずに歯科治療を終えることの出来る一貫性を持つことをモットーに治療している

座右の銘は「あの時の自分と今の自分を比べるのは、今の自分に失礼」というイチロー選手の言葉