麻酔を打つとドキドキする…

こんにちは

立川デンタルクリニックすずき
院長の鈴木です。

今日はクリスマスイブですね…

そして、競馬もあったようです。

当院の隣の駐車場も終日満車でした。

お車で通院中の方にはご迷惑をおかけしました。

隣の駐車場以外にも、提携駐車場がありますので、HPまたはスタッフまでお問い合わせください!

さて、今日は麻酔のショック3回目

今日は血管収縮薬の過剰反応についてお話しします。

一般的に歯科の局所麻酔で使われている薬剤には
血管収縮薬が含まれています。

これは、少ない量で麻酔の効果を最大限に発揮するため、
麻酔の作用時間を長くするため、止血効果を期待する。

などの目的で入っています。

しかし、この血管収縮薬の過剰反応が出ると
ショック症状を引き起こす可能性があります。

症状としては
頻脈、不整脈、動悸、血圧上昇、めまい、頭痛などが挙げられます。

基本的にはこの血管収縮薬の効果はそんなに長くないため、少し休息を取れば落ち着くことが多いです。

しかし、全身疾患を持っている人
高血圧、糖尿病、甲状腺機能亢進症、動脈硬化、心不全、精神疾患の薬を服用中
これらの人は、ショック症状が増悪する恐れがあります。

歯科受診時に問診票などに書く欄があると思います。

歯には関係ないから
書くのがメンドクサイから
病気を人に知られたくない

等の理由で、問診票に記入しないと
このような症状が起きたときに的確な対処が出来ない場合があります。

治療前にしっかりと申告することをお勧めします。

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著者紹介

鈴木博貴(歯科医師)

2006年 岩手医科大学歯学部卒業

2007年4月20日 歯科医籍 第158595号 登録

2013年11月 立川デンタルクリニックすずき 開院

「口は身体の入り口 身体の健康は口の健康から」を医院理念とし

分かりやすく、笑顔で、一般歯科、口腔外科、小児歯科、矯正歯科の全ての分野で転院せずに歯科治療を終えることの出来る一貫性を持つことをモットーに治療している

座右の銘は「あの時の自分と今の自分を比べるのは、今の自分に失礼」というイチロー選手の言葉

麻酔を打つと気持ち悪くなる…

こんにちは

立川デンタルクリニックすずき
院長の鈴木です。

前回は比較的多い「デンタルショック」についてお話ししました。

今日は第二回!

過換気症候群についてお話しします。

これは俗にいう「過呼吸」ですね!

過呼吸になる人は圧倒的に若い女の人が多いです。

原因はやはり、治療に対する恐怖と不安
息が苦しくなってくると、その不安は増大していき
パニックに陥ることも…

そもそも過換気症候群って何でなるのでしょうか?

呼吸とは二酸化炭素を吐き出し、酸素を取り入れることですよね!

過呼吸は呼吸することが多すぎるため、体内の二酸化炭素が減ります。

ん?

酸素沢山で何で苦しいの?

それは、酸素を運ぶ役割をするのが
赤血球です。

実は赤血球、二酸化炭素とくっついている
赤血球しか、酸素を取り込むことが出来ないんです。

例えて言えば
ゴミを持っている人は
ゴミを捨てて、荷物に持ち変えることが出来ます。

でも、荷物を持っている人は、その荷物を
捨てるわけにはいかないので、これ以上荷物を持てないんですね!

身体の中に、酸素とくっついている赤血球が多くなると
せっかく入ってきた酸素は運んでもらえないので
息が苦しくなり、呼吸できなくなる
というシステムです。

分かりにくいかな?

対処法は昔はペーパーバック法といわれる方法でした。

小さい袋を口に当て、
自分が吐き出した二酸化炭素をもう一度吸うことにより
体内の二酸化炭素濃度をあげ、呼吸を正常に戻します。

しかし、現在ではこの方法はあまり推奨されていません。

酸素濃度が低くなりすぎる可能性があるからです。

当院では酸素濃度を測定する機器があり、緊急時にはすぐにモニター装着しますので、酸素濃度が低くなりすぎることはありませんが、街中などで、過換気症候群を発症した場合に、袋を口に当てるのは、現在はあまり推奨されていません。

では、今はどんな方法が推奨されているか?

まず一つは、息を止める…です。

自分で苦しいなーと思うときに、あえて息を止めるって相当冷静じゃないと出来ない気がします…でも、今はそれが一番推奨されています。

そして、もう一つ。

話をさせる。

言葉を話しながら、会話しながら過呼吸って出来ないんです。

確かに、やってみようと思えばわかります。

話すって、吸って吐いてをゆっくりすることなんです。

なので、パニックになっているようなら、話しかけて、相手に状況を話させる。

そのうち落ち着いて来たら、軽く息を止めさせる。

これが、今推奨されている対処方法です。

昔は袋を与えておけばそれでいい。みたいな感じだったんですけど、今は、もし袋を使うなら、モニターを装着して監視下で行ってくださいね!

当院は、心電図を含めた生体モニターがあり、緊急時にはすぐにモニター監視下になります。

ご安心して歯科治療を受けることが出来ます。

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麻酔が怖い、気持ち悪くなる

こんにちは
立川デンタルクリニックすずき
院長の鈴木です。

歯科治療において、一番の恐怖といえば…

麻酔!

そう答える方も多いかと思います。

実際に、麻酔を打った後に気持ちが悪くなった…

貧血を起こした…そんな経験もおありの方はいらっしゃるのではないでしょうか?

今日はそんな麻酔についてお話しします。

歯科治療中に起こり得るショックとしては次のようなものがあげられます。

・神経性ショック
・過換気症候群
・アナフィラキシーショック
・局所麻酔中毒
・血管収縮薬過剰反応

元々、何かしらの病気を持っている人で
注意が必要な病気は
・高血圧症
・虚血性心疾患
・気管支喘息
・糖尿病

今日はこれらの中で最も高頻度に見られる
神経性ショックについてお話しします。

神経性ショックとは
脳貧血や疼痛性ショック、デンタルショックなどとも呼ばれ、
歯科の治療中のショックとしては;最も頻度が高いものです。
持病等に関係なく、誰にでも起こりうるショックです。

ショックの原理としては
歯科治療に対する恐怖、不安、不信感などがある状態で麻酔をすると、刺入による痛みが引き金となり急激に血圧が上がります。

すると、人間の身体は血圧を下げようとする働きが起きます。
血圧を下げるための迷走神経が緊張状態になると、急激に血圧が下がり貧血のような症状を起こします。

気分が悪くなり、顔面蒼白になり、冷や汗や吐き気意識喪失まで行く場合も…

軽度の場合は何もせずに横になっているだけで回復する場合が多いです。
意識喪失を起こした場合は薬剤投与などが必要な場合もあります。

このショックの予防策は怖がらない事!!(笑)

治療に対しての恐怖心が強くあまり体調がすぐれないときなどに起こりやすいので処置前に医師と十分にコミュニケーションをとり不安を解消してから治療に臨むことが一番効果的だともいます。

でも、麻酔を打つ前ってどうしても怖いですよね…

そこで、どうしても恐怖心が強く出てしまう人に誰でもできる予防策!

それは呼吸法!

実は、人間は息を止めると血圧が上がります!

このショックの原因は血圧が急激に上がることなので
麻酔を受ける際に、

息を止めない、

力を入れない!

この二つを意識してやると血圧上昇を軽減できると思います!

あと、力を入れると麻酔注射は痛く感じます!

唇や頬の力を抜いてびょーんって伸びるくらい力を抜くと痛みは感じにくいですよ!実践してみて下さいね!

この話は長くなるので、何度かに分けてお話しさせてくださいね!

次回は過換気症候群についてお話しします!

立川駅南口より徒歩5分の歯科医院です。

立川駅周辺で歯医者さんをお探しの方

歯周病や親知らず、歯並びなど様々な治療を行っております。

一度、ご相談ください!

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