こんにちは
立川駅南口徒歩5分の歯医者さん 立川デンタルクリニックすずき 院長の鈴木です。
最近のマスク生活もあり、矯正治療に対しての問い合わせが非常に多くなっております。
相談内容は、歯の向きやねじれを治したいというものから、噛み合わせが悪く物が噛み切りにくいというものまで様々です。
なかでも、前歯が前に出ているのが気になる。という方からのご相談も非常に多くなっております。
そこで、本気で出っ歯を治したいなら、この方法がお勧め!という矯正方法をご説明いたします。
そもそも歯並びが悪いというのは、どのような状態でしょう?
日本人で最も多いのが、顎の大きさに対して、歯が大きすぎて歯が並ぶスペースが無いパターンです。
スペースが無いから、重なってしまったり、ねじれてしまったり、出っ歯として前に出てしまいます。
つまり、矯正治療とはどのようにして、歯の並ぶスペースを作るのか?なのです。
スペースの作り方は、大きく分けると3通りあります。
(1)顎の骨を横に広げて並ぶスペースを作る方法
(2)奥歯を奥に動かして、並ぶスペースを作る方法
(3)歯を抜いて、歯の本数を減らすことでスペースを作る方法
これらの方法で、(1)や(2)で広げることの出来るスペースには限界があります。
少しのズレやねじれなら、抜歯せずに治すことが出来ますが、大きくズレている場合などでは、
この方法では十分なスペースを作ることが出来ない場合があります。
前歯がかなりガタガタしている場合などは、抜歯をして歯の本数を減らさなくてはいけない場合があるのです。
そして、(1)や(2)はマウスピース矯正が得意な歯の動かし方ですが、(3)はワイヤー矯正が得意な歯の動かし方です。
このような理由により、ガタつきが大きな場合は、マウスピースでは治せない。歯を抜かなくてはいけない。という結果になってしまいます。
しかし、ワイヤー矯正で歯を抜けば、必ず出っ歯は治るのでしょうか?
歯を抜くことで出来たスペースに歯を並べても、歯が並ぶスペースが出来ただけで、前に出ている前歯を奥に引っ込めるスペースが無い場合も数多くあります。
すると、歯並びは良くなったけれど、出っ歯はあまり治らなかった・・・という結果になってしまうのです。
先ほどの絵をもう一度見てみましょう。
歯のズレが大きくても、歯をしっかりと並べて、しかも、出っ歯をしっかりと治すためにはどうすれば良いか・・・
そこで、当院はハイブリッド矯正というものを提案しています。
ハイブリッドとは、二つの物を組み合わせるという意味です。
当院では、矯正治療中に装置を変えることで、より確実に前歯の位置を奥へと移動させます。
以前の記事でも書きましたが、ワイヤー矯正とマウスピース矯正にはそれぞれ動かし方に得意、不得意があります。
ワイヤー矯正とマウスピース矯正の違いについてはこちらの記事をお読みください
マウスピース矯正の特徴につきましてはこちらの記事をお読みください
ワイヤー矯正は、大きなズレを早く治すのに向いていますが、奥歯を奥に動かすのが苦手です。
マウスピース矯正は、奥歯を奥に動かすのは得意ですが、歯が重なっている場合などは、歯に力がかけにくいため、動かすのが苦手です。
ハイブリッド矯正は、その二つの装置を使い分けることにより、矯正治療初期の歯並びのズレが大きく、歯を抜いたスペースを早く埋めたいときは、ワイヤー矯正を行い、マウスピースでも十分に動かせるような歯並びまである程度治し、その後、マウスピース矯正により奥歯を奥に動かすことで確実に前歯を奥に移動させるという方法です。
ひとつの矯正方法では限界がある動かし方を、二つの装置のメリットを生かし、早く確実に動かしていきます。
この方法により、従来難しいとされていた、上の前歯が出ていて、かつ笑ったときに歯茎が大きく見えてしまうガミースマイルと呼ばれる状態も、ワイヤー矯正で歯並びとガミースマイルを改善し、マウスピース矯正で出っ歯を改善するということが出来るようになりました。
しかし、気になるのは、治療費だと思います。
当院では、ワイヤー矯正66万円(税込み 装置料)
マウスピース矯正99万円(税込み 装置料)
ハイブリッド矯正110万円(税込み 装置料)
となっております。詳細見積もりに関しては、無料矯正相談にてお話しいたします。
お気軽にお問い合わせください。
次回は、実際の症例を使いながら、さらにハイブリッド矯正についてご説明させていただきます。
次回の更新をお楽しみに!