矯正治療っていつから始めればいいの?

こんにちは

立川駅南口から徒歩五分の歯医者さん

立川デンタルクリニックすずき院長の鈴木です。

今日は、前回、前々回とお話しさせてもらった矯正歯科についての話の続きです。

以前までの話で、矯正治療をするメリット、矯正治療を行わないデメリットについてお話しさせてもらいました。

今日は、具体的に、開始年齢やタイミングについてお話ししたいと思います。

矯正歯科治療について、歯科医院または、専門の歯医者さんで相談を受けたことがある。という人は、日本人では23.5%というデータがあります。しかし、以前に比べて、矯正治療が必要な日本人の割合って増えてきているのはご存知ですか?

最近の子供たちを見ていて思うことがあるのですが、最近の子供たちは手足が長いなー

そして、顔が小さいなーって本当によく思います。

食生活や椅子生活、など生活環境の変化により体型が欧米化してきているというのは、ニュースなどで聞いたことがあるのではないでしょうか?

それに対して、歯の大きさは?というと、あまり昔と変化がありません。

昔は、歯がしっかりと並ぶスペースがあったのに、顔が小さくなってきた子供たちには、歯が並ぶスペースが少ない事が多いのです。

スペースが足りないとどうなるか?

八重歯になったり、出っ歯になったり、並びがずれたりします。

体型が欧米化してきた子供たちが今後成長するに従い、歯並びが悪い口の中になる可能性が高くなるという事です。

それでは、矯正治療って何歳から始めることが出来るのでしょうか?

口の中に装置を入れて使うことが出来るのは、早くて5歳~6歳と言われています。

逆に言えば、その年齢までは様子見で問題ないと思います。

その位の年齢になった時、要注意な咬み合わせ、それは、反対咬合です。

反対咬合(俗に言う、受け口)はそのまま成長を観察しても治ることはありません。

骨が成長する途中で、矯正治療を開始出来ればいいのですが、完全に成長が終わってから矯正治療をしようとすると、治療期間が非常に長くなる事があります。

最悪、手術で顎の骨を切るという事をしないといけない場合もあります。

そのような事にならないためにも、受け口の場合は早めに歯科医院、又は矯正歯科、かかりつけの歯医者さんに相談することがお勧めです。

また、この年齢で、かなり大きな出っ歯、前歯と前歯が咬みあっていなくて、隙間がある。という場合も、治療が必要な場合があります。

顎の骨の位置関係が問題の咬み合わせが悪い場合は、早めの治療をお勧めします。

あと、よくある質問、歯を抜かなくてはいけないんですか?

相談に行ったら、歯を抜くという先生と、抜かなくていいという先生がいるのですが、抜かなくても治せる先生の方が上手なんですか?

そのような質問が多くあります。

それは…

長くなったので、また次回お話ししますね!

矯正治療の詳細についてはこちらのページをご覧ください

歯科矯正についてのQ&A

こんにちは

立川駅南口から徒歩5分の歯科医院。立川デンタルクリニックすずき院長の鈴木です。

今日はサッカー一次リーグ最終戦ですね!突破がかかった大一番!頑張ってください!

今日は歯科矯正についてのお話しをさせていただきます。

意外に知らない歯科矯正の話も多いかと思いますので、最後までお付き合いいただければ幸いです。

まず、歯科矯正で歯並びが改善するとどんなメリットがあるか?についてです。

もちろん、見た目が改善します。笑った時に見える歯の並びで笑顔の印象が変わってきます。第一印象を大事にしている方も多いかと思いますが、素敵な笑顔は高感度を非常に上げるというデータがあります。

実際に行った実験では、歯のケアをしっかりと行っている人と、行っていない人。同じ年齢の同性、服装も一般的なスーツで髪型もほぼ同じ。

そこでイメージアンケートを取った所、歯が綺麗な人に対するイメージは、教養がありそう、年収が高そう、頭の回転が良さそう、育ちが良さそう、清潔そうなどのポジティブな意見が多かったのに対し

歯のケアを行っていない人に対しては、不潔そう、学歴がなさそう、暴力的で怖そう、年収が低そう、などのネガティブなイメージが多いというデータが出ました。

髪型も同様な結果になりましたが、不思議な事に、日本人は髪型やシャツの襟の黄ばみなどは気にする方が多いのですが、歯に関してはあまり気にしない方が多いように思われます。

そこで、矯正歯科の先進国、アメリカと日本でデータを調べてみました。

アメリカで矯正歯科専門医に歯並びについて相談したことがある人は67.5%いたのに対し、日本では23.5%という結果がありました。

日本人が矯正しない理由の第一位は金銭的な問題。第二位は…

なんと、気にならない、困っていない!でした。

歯科矯正の治療費はアメリカと日本ではアメリカの方が高額なのに、なぜアメリカの人は積極的に歯科矯正を行うのでしょうか?

そこには、医療保険制度の違いがあります。

日本では、国民皆保険制度が取られており、日本国民は必ず何かの医療保険制度に加入する義務があります。

それに対し、アメリカでは医療保険は任意保険です。高収入の人は高額保険に加入でき、高度な医療を受けることが出来ますが、未加入の人は最低限の医療し受けることが出来ません。

その点日本では、誰でも同等の医療を低価格で受けることが出来るというメリットがあります。が、しかし、最先端医療や見た目に関する医療、予防的な医療は保険給適応外となるために受けていない人が多いのが現状です。

予防的な医療が発展していない日本では、どんどん医療費が膨れ上がり、このままでは医療保険制度は破たんすると言われています。

アメリカでは、歯科矯正治療が完了した人は、医療保険加入費用が安くなる商品もあるそうです。

なぜ、矯正治療が終わった人は保険費用が安くなるのでしょうか?

そこには、見た目以外のメリットが沢山あったのです。

矯正治療をするとどんなメリットがあるのか…

は、また次回お話しします!

矯正治療についての価格など詳細はこちらのページへ

自己紹介その6 理想の歯科医師像

こんにちは

立川デンタルクリニックすずき

院長の鈴木です。

今日は僕の歯科医師としての目標について話したいと思います。

歯科医師として研修がが終了し、どのような歯科医師になるか

どんな未来の自分になりたいか。

それを考えていた時にイチロー考え方を書いた本に出会いました。

研修が終了に近づくと、様々な医局が医局員確保の活動を始めます。

まるで、新入生を勧誘する部活やサークル、新歓コンパのように(笑)

そこで、何を専門にやりたいの?と毎回聞かれるのですが、

様々な分野の点と点が最低限ですが結びつき始めた僕は

全ての分野に興味がありました。

口腔外科も興味がある。

麻酔科で全身管理も大事だと思うし

補綴科で咬み合わせの勉強もしてみたい。

矯正も面白そう。

小児歯科もやってみたい。

予防も大事だよね…

歯周病、虫歯治療は基本だと思う…

全部の科のエキスパートになりたい!!

これがその時の目標でしたし、今も変わりません。

でも、大学の医局の先輩たちには

「それは無理だよ」

「一生かかっても、1分野を極められるかどうかなんだから…」

と、言われました。

確かに、すべての分野、科目で日本一になるのは無理かもしれない。

でも、

「専門外なのでわかりません、専門家のところに行ってください」

とは、絶対に言いたくない…言わない!

でも、

そんなに頭良くないしな…

様々な葛藤の中でどの道に進むか悩んでいました。

悩んだ時にはイチロー本(笑)

メジャー挑戦時のコメントでこんなセリフがありました。

「ほかの誰よりも僕が一番期待しています。その自信がなければここにいません」

「なりたい」自分になるためには、まず、自分が自分に期待できる。

その位努力しなければ…やる前から諦めるなんて…

全てを勉強できる環境。しなくてはいけない環境

それは、開業医で勤務しながら、自ら勉強会やセミナー情報を調べ

休みの日や空き時間を使って勉強する。

その勉強した成果を日々の診療で発揮する。またわからないところを勉強する。

認定医や専門医という称号はもらえないかもしれない。

論文発表の機会を作るのは難しいかもしれない。

でも、日々の診療で

「これが足りない」

と感じたら、そこを勉強、練習する。

それを繰り返していけば、いつか、目標に到達できる。

そう自分に期待し、開業医に勤務する道を選択しました。

勤務先も、勉強会やセミナーは東京で開催されることが多いので

東京の歯科医院限定で探しました。

そうして、僕の歯科医人生は始まったのです。

(研修医時代にも貴重な経験をさせていただきましたが、それはまた後日)

色々と歯科医院を見学させていただき東京都多摩市の歯科医院に勤務することになりました。

そこで初めて目の当たりにした壁…

それは自信を持っていたコミニュケーションでした…

その話はまた次回…

著者紹介

鈴木博貴(歯科医師)

2006年 岩手医科大学歯学部卒業

2007年4月20日 歯科医籍 第158595号 登録

2013年11月 立川デンタルクリニックすずき 開院

「口は身体の入り口 身体の健康は口の健康から」を医院理念とし

分かりやすく、笑顔で、一般歯科、口腔外科、小児歯科、矯正歯科の全ての分野で転院せずに歯科治療を終えることの出来る一貫性を持つことをモットーに治療している

座右の銘は「あの時の自分と今の自分を比べるのは、今の自分に失礼」というイチロー選手の言葉