チーム医療

こんにちは

立川駅南口から徒歩5分の歯科医院、立川デンタルクリニックすずき院長の鈴木です。

皆さんチーム医療って言葉を聞いたことがありますか?

医療の現場には、様々な資格を持った人が働いております。

そのメンバーが、自らの専門性を前面に出し、一人の患者さんの治療のお手伝いをすること。それがチーム医療です。

例えば、交通事故にあって、骨を折ってしまったとします。

最初に、整形外科の先生、放射線科の先生、外科の先生、麻酔科の先生、手術の準備をする専門の看護士さんなどが力を合わせて、手術を行います。

そのあと、整形外科の先生、理学療法士さん、看護士さんなどが力を合わせてリハビリのお手伝いをします。

そして、退院後、外来の受付さん、外来担当看護士さん、外来担当の先生が力を合わせてサポートします。

このように、医療の現場では治療のステージと目的に応じて様々な業種の人が力を合わせていきます。このような体制をチーム医療と呼びます。

歯科の分野でも、同じようにチーム医療が取り入れられています。

虫歯の治療や、歯を抜いたりする外科処置などは、歯科医師が。

歯石を取ったり、歯ブラシの当て方、生活習慣の指導などを行うのは歯科衛生士が。

そして、どのような治療方法がその人の生活スタイルに適しているのか、様々な事を加味したうえで提案するのが、トリートメントコーディネーターと呼ばれる職種の人達

当院ではそのような職種の人達がそれぞれの専門性を出してベストな医療を提供できるように心がけております。

歯科医院では、何でもできるスーパーマンが歯科医師で、それよりも技量や知識が劣っているのがスタッフである。そう思われることも多いです。

実際にそのような歯科医院があることも否定はしません。

しかし、しっかりとした医療を出来るだけ沢山の方々に提供しようと思うと、それではすぐに限界が来てしまいます。

非常に勉強した、スキルの高い歯科衛生士と僕と、どちらが歯石を取るのが上手か?と言われると、絶対に歯科衛生士の方が上手です。

それを専門としている、その道のプロにはやはりかないません。

では、スキルの高いスタッフだけを集めれば、それで良い医療を提供できるのか?

決してそんな事はありません。

そのチーム間で緊密な情報交換がされ、お互いの立場を尊重するような関係性が出来ていないと、間に挟まれる患者さんが大変な思いをしてしまいます。

スキルを持った、スタッフ達がお互いの意見を尊重しあい、どのようにすればベストな医療を患者さんに提供できるのか?それを考えなくてはいけません。

そのようなチームワークを発揮するためには、医院内外の研修だけではなく、こまめなミーティングでの意見交換や、チームとして成熟させるための取り組みなどが必要になってきます。

当院では、スキルアップのセミナーだけではなく、最高のチームとなるよう様々な取り組みを行っております。

ここのスタッフは皆仲がいいね!

そう言われるのが最高の褒め言葉です。

仲良しなだけではなく、お互いを高め合い、刺激しあえる存在であり続けられるよう、日々精進したいと思います。

インビザライン(マウスピース矯正)の特徴

こんにちは

立川駅南口より徒歩5分の歯医者さん

立川デンタルクリニックすずき院長の鈴木です。

以前の更新より間が空いてしまい、大変申し訳ありませんでした。

北海道で地震があり、大規模停電があり…

色々なことが起きて、通常が平常であることが当たり前ではないんだなと再認識した期間でした。

被災された方がたに、一刻も早い復興をお祈りいたします。

さて、かなり期間が空いてしまいましたが、マウスピース矯正についてお話しします。

マウスピースでの矯正は、歯の痛みも少なく、装置も目立たず、いいことだらけのような矯正方法のように思うかもしれません。

しかし、注意点をしっかりとおさえなくては、どんなに優れた方法でも予定通りに動かない事もあるので、その注意点について説明します。

まず、インビザラインの最大の欠点は、自分でつけ外しをするという事です。

え?それって、利点じゃないの?そう思われる方も多いと思います。

確かに、装置が外せるというのは、歯を磨くうえ、食べ物を食べる上では最大の利点です。

しかし、しっかりと装置を使う、装置の装着時間を守るという意味では、患者さん主体になってしまいます。

極端な話、いくらマウスピースを作っても、使わなければ歯並びは治らないのです。

インビザラインは、1日20時間装着した日を1日と換算し、14日間装着すると、次のマウスピースに移行するという手順で治療が進んでいきます。

1日20時間装着できない場合、いつまでたっても治療が進みません。

また、マウスピースを装着したまま、飲食は出来ません。

飲み物もお水以外の物は、外していただきます。

仮にジュースを、マウスピースを装着したまま飲むとどうなるか…

通常、砂糖の含まれている飲み物を飲むと、口の中に砂糖水が残留します。しかし、その砂糖水は唾液の力によって、薄められていきます。

しかし、マウスピースを装着したままジュースを飲むと、マウスピースと歯の隙間に砂糖水が流れ込みます。

そして、そこに入り込んだ砂糖水はなかなか唾液の力では薄まっていきません。

結果、一気に沢山の歯が虫歯になってしまう。という事につながるのです。

その為、こまめに飲食をしなくてはいけない職業の人。

例えば、調理師さんなど、料理を作る人、パティシエさんなどの職業の人は、1日20時間マウスピースを何か月も装着するのは難しい。という人がいます。

その場合、マウスピース矯正は、生活リズムとして合っていないという事になります。

様々な方法があるので、自分はこうだ!と決め付けずに、矯正医に相談されることをお勧めします。

口の中の細菌の繁殖を抑える為には

こんにちは

立川デンタルクリニックすずき院長の鈴木です。

一日、二回ブログ書くなんて、何年ぶりだろ(笑)

先ほどのブログで、口の中のお掃除しないと、細菌が繁殖して、間違って気管に入ると肺炎を起こす可能性がありますよ!ってお話ししました。

でも、非常時だし、そんな歯磨きばかりしていられない。

そもそも、道具がない。

そんな場合もあると思います。

そんな時に、少しでも口の中の細菌の繁殖を抑える方法を書きますね!

口の中には、細菌も存在しますが、その細菌の繁殖を抑える防御能力もあります。

それが、唾液です!

唾液の中には、免疫系の酵素があり、細菌の繁殖を抑えてくれるのです。

しかし、緊張やストレスで唾液の分泌が減少してしまうことがあります。

緊張すると口の中がカラカラになるってやつですね!

地震など非常事態は無意識に緊張していることが多いので、唾液の分泌量が減ってしまいます。

そんな時に、ちょっと意識するだけで、唾液の分泌量を平常時に戻すことのできる方法をお話ししますね!

一番簡単な方法は、食事の時によく噛んで食べること。

噛む筋肉は唾液を作る、唾液腺を刺激します。

噛む回数を増やすと、必然的に唾液の分泌が増えます。

しかも、咬む回数を多くすることで、満腹中枢も働き、少ない量の食事でもお腹いっぱいになったように感じることが出来ます。

さらにさらに!食べ物が細かくなってから胃に運ばれるので、胃にかかる負担も軽減できるのです!

一口食べ物を入れたら、30回咬むように意識してみて下さい!

それだけで、ずいぶん変わるはずです。

同じ理由で、ガムを咬むという事も唾液の分泌を増やすのには有効です。

でも、もしかしたら、ガムも食べ物もない…

そんな時もあるかもしれません。

その時は、唾液腺マッサージがお勧めです。

耳の下、顎の下、舌の下に大きな唾液腺があります。

そこをマッサージしてあげることで、唾液が良く出るようにしてあげて、唾液の持つ免疫力で細菌の繁殖を少しでも防ぐようにしてください。

唾液の分泌は寝ている間に減少します。

朝起きたときに、よく噛んで食べる。または唾液腺の分泌をすることで非常に効果が現れると思います。

日常が平常に戻るまで、色々と大変だと思いますが、このような知識が少しでも役に立てばいいなと思い、書かせていただきました。

一人でも多くの方に、正しい知識と、口の中のケア方法が広まることを願っております。

そして、少しでも早く、皆さんの日常が平常に戻るようお祈りいたします。

生まれ故郷の函館もかなり揺れたと聞きます。

皆さん、頑張ってくださいね!