麻酔の話

こんにちは

立川デンタルクリニックすずき
院長の鈴木です。


今日は台風ですね!

 

立川も午前中は結構降りました。

 

明日は晴れるといいですね。


今日は治療における麻酔の話。



最近、何人かの患者さんが勘違いしていることがわかったので、その話をさせていただきます。



例えば、虫歯を削って、白い詰め物を詰める処置を行うとき、痛みがないように麻酔をすることがあります。


「結構、虫歯が深いので、先に麻酔をします。」
というと、頑なに麻酔を拒否する患者さんがいます。


処置が終わった後の、麻酔が残っている感じが嫌だ。

という理由ならいいのですが、


麻酔をすると、治療費が上がるから、我慢するという患者さんがいました。




保険治療では、一部の治療を除き、虫歯の治療時に麻酔の有無で治療費が変わることはありません。



麻酔代も処置代に含まれているからです。




麻酔をしないで、虫歯を削り、痛みで反射的に急に動く方が口の中を切ってしまったり、健康な歯を削ってしまったりする可能性があるので、危険です。




麻酔を我慢しても、治療費は変わらないので、治療費が理由の場合は、麻酔をした方がいいかと思います。



もちろん、そこが理由じゃないよ!っていう人は
痛くないか確認しながら、処置を行いますので処置前にご相談ください。


著者紹介

鈴木博貴(歯科医師)

2006年 岩手医科大学歯学部卒業

2007年4月20日 歯科医籍 第158595号 登録

2013年11月 立川デンタルクリニックすずき 開院

「口は身体の入り口 身体の健康は口の健康から」を医院理念とし

分かりやすく、笑顔で、一般歯科、口腔外科、小児歯科、矯正歯科の全ての分野で転院せずに歯科治療を終えることの出来る一貫性を持つことをモットーに治療している

座右の銘は「あの時の自分と今の自分を比べるのは、今の自分に失礼」というイチロー選手の言葉

骨粗鬆症の治療薬と抜歯

こんにちは

立川デンタルクリニックすずき
院長の鈴木です。


今日も暑かったですね!

でも今夜から台風の影響で雨が降るとのこと。

明日は大雨になるようです。

皆さん気を付けましょう!


さて、今日は骨粗鬆症の薬を飲んでいると、歯を抜く時に注意が必要。という話をしたいと思います。


骨粗鬆症ではビスホスホネート製剤と呼ばれる薬が使われます。

「べナロン」や「ベネット」などがあります。



この薬を飲んでいると、歯を抜いたときに骨が壊死してしまうリスクが増えるので注意が必要です。


薬を飲んでいる期間が、3年未満の人はあまりリスクは高くないようですが、3年以上飲んでいる人は薬を飲むのを休む期間などが必要になってくる場合があります。


また、3年未満であっても、この薬以外に、ステロイドなどを飲んでいる場合は注意が必要です。


薬を休まずに歯を抜くのか、休んだ方がいいのか、などはその人の身体の状態によって変わってくるので、担当医にご相談ください。



しかし、薬を飲んでいる時に歯を抜かなくていい状態を作ることが一番効果的です。

もし、これから薬を飲み始めるという事が決まったら、一度、歯科医院に行き、抜かなくてはいけない歯はないか?

将来抜かなくてはならなくなりそうな歯はないか?という相談をしてみてはいかがでしょうか?

歯を抜いたらインプラントにすればいいとお考えの場合、この薬を飲んでいると、インプラントもできなくなる可能性があります。

自分の歯を守ることが非常に重要になってくると思います!

著者紹介

鈴木博貴(歯科医師)

2006年 岩手医科大学歯学部卒業

2007年4月20日 歯科医籍 第158595号 登録

2013年11月 立川デンタルクリニックすずき 開院

「口は身体の入り口 身体の健康は口の健康から」を医院理念とし

分かりやすく、笑顔で、一般歯科、口腔外科、小児歯科、矯正歯科の全ての分野で転院せずに歯科治療を終えることの出来る一貫性を持つことをモットーに治療している

座右の銘は「あの時の自分と今の自分を比べるのは、今の自分に失礼」というイチロー選手の言葉

骨密度と歯周病

こんにちは

立川デンタルクリニックすずき
院長の鈴木です。

今日は久しぶりの晴れでしたね!

 

でもまだ湿度が高いので、早く夏になってもらいたいものです。




以前、ご質問頂いた骨密度と歯周病の話しをさせていただきます。



骨密度、病気、といえば骨粗鬆症ですね。


では、骨粗鬆症とはどんな病気なのでしょうか?

骨粗鬆症は全身の骨がもろくなって骨折しやすくなってしまう病気で、そのほとんどが女性と言われています。

この病気の中で、歯周病と関連が明確になっているのはホルモンバランスの崩れから起こる閉経後骨粗鬆症とよばれるタイプです。


これはエストロゲンと呼ばれるホルモンが減少することで起こるのですが、歯周病もエストロゲンの減少で進行することがわかっています。

また、歯周ポケット内では炎症が起こる物質が作られ歯周病の進行が加速すると考えられています。



そして、最も注意しなくてはいけないのが、この骨粗鬆症の治療薬を飲んでいると、歯を抜く際非常に注意しなくてはいけない事があります。


この薬を長期服用している人に抜歯を行うと、その歯の周囲の骨が壊死してしまうことがあります。



なので、骨粗鬆症で薬を飲んでいる人は、歯周病のケアをしっかりと行い、間違っても、グラグラして痛いからといって自分で歯を抜くようなことは決して行わないでください。



質問のあと、骨密度をあげるようなサプリメントが歯周病予防になるのか、色々と調べてみたのですが、

予防効果につながる!と明記されているものはありませんでした。



なので、骨密度に不安のある方、骨粗鬆症になっているけれど、まだ薬を飲むほどではないと言われた方。


そのような方は、サプリメントだけではなく、歯科医院に行き、歯茎を引き締めるための治療を早めに行うことをお勧めします!

著者紹介

鈴木博貴(歯科医師)

2006年 岩手医科大学歯学部卒業

2007年4月20日 歯科医籍 第158595号 登録

2013年11月 立川デンタルクリニックすずき 開院

「口は身体の入り口 身体の健康は口の健康から」を医院理念とし

分かりやすく、笑顔で、一般歯科、口腔外科、小児歯科、矯正歯科の全ての分野で転院せずに歯科治療を終えることの出来る一貫性を持つことをモットーに治療している

座右の銘は「あの時の自分と今の自分を比べるのは、今の自分に失礼」というイチロー選手の言葉