インプラントの治療期間について

こんにちは

立川でんたるくりにっくすずき
院長の鈴木です。


先日高校の同窓会名簿を作るというはがきが実家に届きました。

昔だったら、何も考えず現住所や、職場などを記入して返信していたと思うのですが、
今は個人情報がお金になる時代。

そもそも、この同窓会名簿自体、本当に作られるのか?

そう思い、返信するか迷っています。

皆さんどうされているんですかね?


でも、僕一人だけ、同窓会の案内とか来なかったら嫌だしなー(笑)



さて、今日はインプラント治療期間についてお話しします。



実は、インプラントは治療方法によって治療期間が大きく変わるんです。


インプラントの理論としては、インプラント体に色々な処理がされていて、歯茎の骨と、インプラントがくっつく(一体化する)ので、咬む力に耐えることが出来る。


というのが理論です。

その、骨とインプラントがくっつく期間が、条件により様々です。


早い場合はインプラントを入れたその日にそのインプラントに仮歯を付けることが出来ます。


待つ場合は6か月位歯茎の中にインプラント体を埋めたまま、見た目は歯がないときと同じ状態のまま過ごします。



これは、その人の骨の状態や、場所。どの方法でインプラントを入れるかによって異なります。


当院では基本的に2回法と呼ばれる、一度インプラントを歯茎の中に完全に埋めてしまい、インプラントと、骨がしっかりくっつくのを待ってから、頭出し、仮歯を付けるという方法を取っています。


この方法は時間がかかるという欠点はあるのですが、インプラントと骨がくっつくのをしっかりと待つことが出来るというメリットがあります。


埋めたその日に仮歯を付ける方法は、見た目の回復などは早いという利点がありますが、咬む力がインプラントにかかってしまう。というのと、口の中の細菌がインプラント体に侵入するというリスクを持っています。


しっかりと骨にくっつく前に咬む力をかけると、インプラント体が咬む力によって揺さぶられ、骨が出来にくくなる場合があります。

また、口の中には多数の細菌がいますので、歯茎で覆わずに交通しているという事はその細菌たちに感染するリスクがあるという事です。



すぐに仮歯になる方が嬉しいのは分かりますが、そのリスクを考えて、当院では2回法を採用しています。



もちろん、ケースバイケースですので、1回法、即時荷重の方がメリットが多い場合もあります。


その時はその日のうちに仮歯を入れますが、かなり稀なケースとなります。



インプラントの相談をされる際は、費用だけではなく、最終的な物が入るまでの期間もしっかりと確認することをお勧めします。


次回は、インプラントを行う際の治療の順番についてお話しします。

当院のインプラントはこちらから

著者紹介

鈴木博貴(歯科医師)

2006年 岩手医科大学歯学部卒業

2007年4月20日 歯科医籍 第158595号 登録

2013年11月 立川デンタルクリニックすずき 開院

「口は身体の入り口 身体の健康は口の健康から」を医院理念とし

分かりやすく、笑顔で、一般歯科、口腔外科、小児歯科、矯正歯科の全ての分野で転院せずに歯科治療を終えることの出来る一貫性を持つことをモットーに治療している

座右の銘は「あの時の自分と今の自分を比べるのは、今の自分に失礼」というイチロー選手の言葉

インプラントの治療費について

こんにちは

立川デンタルクリニックすずき
院長の鈴木です。

昨日の夜は比較的暖かかったですね!

このくらいの気温だと、冬でも許せる気がします。

まあ、北海道出身なんですけどね(笑)


インプラントの治療を説明すると、皆さん一番気になるのは治療費用ですよね!

相場はだいたい、25万円~50万円位ですかね。

自費診療なので、その医院が値段を決めていいことになっています。

ただ、25万円以下で、最初から最後まで全ての処置を終える治療費の場合、逆に、僕がどうやって成り立たせているのか、それを聞きたくなります(笑)


インプラントの治療を行うためには、もちろんインプラント体を購入しなくてはいけません。

その費用以外に、1回使い捨ての器具が多く存在します。

手袋や、器具を置く紙1枚でも、完全に滅菌されているのでびっくりするくらい高いです。
この紙1枚が?って思うくらい(笑)


この器具だったらもう1回くらい使えるんじゃないの?って思えるようなものも、使い捨てです。(笑)

エコじゃないですね!

そして、かぶせ物を作る技工所も、インプラントの処置に慣れていて、上手な技工所は費用が高いです。

でも、その分本当に上手です。


骨を作るために使う人工の骨や、膜などは本当に宝石なみ(笑)


以前スタッフが、人工の骨を「星の砂みたいー」ってはしゃいでたので、値段を教えたら凍り付いてました(笑)



これらの費用が必要経費としてあるのですが、どこまで、徹底するのか、どこまでこだわるのかは、その医院次第となっています。


僕も出来るだけ安く、いい治療を提供したいと思っていますが、絶対に譲れないこだわりもあるので、この治療費となりました。


「一括で払わなくてはいけませんか?」

との質問も多く出ますが、

当院で行うインプラントの治療は大きく分けて3段階です。


・インプラント体を埋める処置
・インプラント体の頭出しをする処置
・かぶせ物を作る処置


大きく分けるとこの3段階なので、その時それぞれ治療費をお支払いいただくことになります。

なので、自動的に3回払いです。

さらに細かく分割したいという場合は、ご相談ください。

ここからは、こんな先生もいるよ!っていう話。

ほとんどの先生には当てはまりませんので、こんな先生もいるんだー位に思ってください。

・異常に治療費が高い。
非常に有名で、インプラントメーカーの講師とかやってるくらい上手な先生は、やはり当院に比べて治療費は高額です。
でも、それは納得できますよね!
しかし、インプラントにも「モンドセレクション」が存在する場合があります。

難しい肩書を、講習料を払い、セミナーに出ればもらえるというものです。

見分け方は何もないのですが、そうゆうこともあるよってくらいに思っていてください。

・治療費が格安である
薄利多売ではないですが、インプラントの処置数が多い医院は1件当たりの利益が少なくても数でカバーすることが出来ます。

しかし、あまりにも安いのは、僕がそのからくりを知りたいです(笑)

先ほど説明したようにインプラントには色々専用の器具が必要になり、また、使い捨ての器具も多く必要になってきます。

あまりにも安すぎるのも少し考えた方がいいかもしれませんね。

次回は治療期間についてお話ししますね!

著者紹介

鈴木博貴(歯科医師)

2006年 岩手医科大学歯学部卒業

2007年4月20日 歯科医籍 第158595号 登録

2013年11月 立川デンタルクリニックすずき 開院

「口は身体の入り口 身体の健康は口の健康から」を医院理念とし

分かりやすく、笑顔で、一般歯科、口腔外科、小児歯科、矯正歯科の全ての分野で転院せずに歯科治療を終えることの出来る一貫性を持つことをモットーに治療している

座右の銘は「あの時の自分と今の自分を比べるのは、今の自分に失礼」というイチロー選手の言葉

インプラントの治療について

こんにちは

立川デンタルクリニックすずき
院長の鈴木です。

今日、スタッフが旅行のお土産をくれました。

京都のお土産、モンドセレクション金賞受賞!

モンドセレクションって、10万円の審査料を払えば、誰でも金賞取れるっていう記事が出ていました。

たしかに、広告費として10万円は安いのかもしれないです。

金賞受賞!って書いてあれば、美味しいのかな?って思っちゃいますよね!

実は、金賞の上に最高金賞!というものがあるみたいです。

それはいくらなんだろう?(笑)

様々な業界に表に出ない闇の部分はあるんですね!

さて、今日はインプラントの治療方法についてお話しします。

インプラントは一番重要なのは骨があるかないかです!

歯茎の骨(歯槽骨)がしっかりとして、厚みも高さもある人は、長くて太いインプラントを入れることが出来るので、力をかけてもグラグラしません。

しかし、歯茎がやせて、薄く低くなってしまっている人は、そのままでは、細く、短いインプラントしか入れることが出来ません。

そのようなインプラントは、折れてしまったり、咬む力に耐えられず、グラグラしてしまうかもしれません。

そのように、骨のない人、少ない人は、インプラントをうつ前に、骨を作る。人工の骨を移植する処置を行う必要があります。

ここで、統計のお話し。

全国の歯科医院で、インプラントを行っている歯科医院は60%に満たないそうです。

首都圏ではほとんどの歯科医院がインプラントを行っているような気がしますが、全国的にみると、その位なんですね!

そして、そのうちの半分は下の顎にしかインプラントを入れていないそうです。

つまり、上顎のインプラント治療を行っている歯科医院は30%位ということになります。

また、骨を作るという処置は非常に高度な処置なので、同じくらいか、それ以下の割合になるのではないでしょうか?

インプラントを受けた人の話を聞いたことがある。

そうゆう患者さんは比較的多くいます。

しかし、その患者さんが、どこの部位をどのような方法で、骨を作ったか、そのままだったのか?

そういったことで、治療期間も、治療費も、痛みや腫れの程度も変わってきます。

あの人が、こうと言っていたから、自分も同じ

それはほぼ当てはまらないと思います。

経験者の参考として聞いておくという程度がいいと思います。

明日ももう少し詳しい話をしますね!

著者紹介

鈴木博貴(歯科医師)

2006年 岩手医科大学歯学部卒業

2007年4月20日 歯科医籍 第158595号 登録

2013年11月 立川デンタルクリニックすずき 開院

「口は身体の入り口 身体の健康は口の健康から」を医院理念とし

分かりやすく、笑顔で、一般歯科、口腔外科、小児歯科、矯正歯科の全ての分野で転院せずに歯科治療を終えることの出来る一貫性を持つことをモットーに治療している

座右の銘は「あの時の自分と今の自分を比べるのは、今の自分に失礼」というイチロー選手の言葉