7月8月の休診日

7月8月の休診日

7月22日(木祝)から7月25日(日)まで休診とさせていただきます。

また、8月は

8月8日(日)から8月15日(日)まで夏期休業とさせていただきます。

なお、祝日のある週

7月20日(火)

7月27日(火)

8月17日(火)

は通常通り診療しております。

よろしくお願いいたします。

小学生のマウスピース矯正2

こんにちは

立川デンタルクリニックすずき 院長の鈴木です。
今日は、前回の続き、乳歯がある状態の矯正治療についてご説明いたします。

前回は、矯正治療が必要な3つのパターンを説明いたしました。
パターン1、歯の大きさに比べて、顎の大きさが小さすぎる状態
パターン2、顎の大きさと歯の大きさには問題ないが、顎の位置に問題がある場合
パターン3、顎も小さく、顎の位置も問題がある場合
このうち、パターン2の治療法に関しては、前回のブログを参照ください。

今日はパターン1とパターン3の説明をいたします。

パターン1、歯の大きさに対して、顎の大きさが小さすぎる場合。
この場合は、一般的に床矯正と呼ばれる装置を使い、顎の大きさを広げていくという方法を用いることが多いです。

床矯正装置の一例

このような装置を用いて、顎を横に広げ、歯が並ぶスペースを作るのです。
この治療法のメリットは、昔から行われている治療で、症例数も多く、論文なども非常に多いので情報量が多いという所です。
また、多くの歯科医院で行われているため、治療できる歯科医院が多いというのもメリットの一つです。

しかし、デメリットとして、顎を広げる力が非常に強いため、痛みを伴うことが多く、実際に治療を受けるお子様が嫌がることがある。ということ、歯を動かすというより、顎の骨を広げて、細かい歯の位置は、唇や舌の筋肉のバランスで動かしていくことが多いため、微妙な位置調整が難しく、将来的に第二期治療(成人矯正)をして、並びを改善することが多いので、この治療だけで終わらせるというイメージより、成人矯正の手助けをする治療という感じになり、治療期間が長くなる傾向がある。ということです。

当院では、パターン1、パターン3共に、インビザラインファーストという装置を使って治療を行っております。

この装置は、大人のマウスピース矯正と同様、着脱式のマウスピースを用いて、顎も広げながら、歯の位置も変えていき、かみ合わせも治していくという方法です。
この方法のメリットは、着脱式なので、食事の際邪魔にならない。歯磨きの際、磨きやすくむし歯のリスクが少ないというのがポイントです。
そして、もう一つ、歯1本1本を動かすことが出来るので、この第一期治療のみで矯正治療が終わる可能性が、他の治療法よりも高い。というのが大きなメリットです。

デメリットとしては、自分で着脱し、装着時間も自分で管理しなくてはならないので、しっかりと装置を使用しないと効果が出にくいということが上げられます。また、床矯正に比べると若干、治療費が高額になる傾向があります。
そして、非常に新しい治療法なので、症例数や文献などが少ないということもあります。

しかし、実際に治療をしてみて、予想以上にしっかりと動くというのが僕の実感です。
実際の症例を紹介いたします。

ssyしょ

初診時です。口を閉じても、奥歯しかあたらず、前歯がかみ合っていない、顎の位置の悪さが見られます。そして、下顎は歯の大きさに比べて顎の大きさが小さく、歯が並び切れていません。パターン3に分類される物です。

横から見てみましょう

奥歯は噛んでいるのですが、前歯は全く噛んでいません。
この症例をインビザラインファーストで治療することにしました。

治療6ヶ月後
治療6ヶ月後

かなり前歯も噛み合うようになってきました。
歯のねじれや開きも無くなり、大人の歯が生えてくるスペースも十分に確保できています。このまま生え替わりが進んでも、大きくかみ合わせや歯の位置がズレることは少ないと思います。

もう一つ症例をご紹介いたします。
前歯のかみ合わせを気にして来院された患者さんです。

8歳 前歯のかみ合わせが気になる

顎の大きさはそこまで小さくないように思えますが、前歯が1本だけ内側に入ってしまっています。また、下の歯が少し左にズレてしまっています。
これも顎の位置が良くないのが原因です。

左から見た画像

正面から見ると分かりにくかったのですが、横から見ると、左側は全体的に上の歯が内側に入ってしまっているのが分かります。
この症例もインビザラインファーストを使用しました。

治療6ヶ月後

正面から見ても、前歯がしっかりと外側に出てきたのが分かります。
また、下の歯の真ん中も、上の歯の真ん中としっかりと合っているのが分かります。

6ヶ月後 左から見た画像

横から見ても、奥歯もしっかりと上の歯が外側に出てきているのが分かります。
また、今後乳歯が生え替わっても、大人の歯が出てくるスペースがしっかりと確保されているのが分かります。

実際、装置を装着した状態はどのような感じか見てみましょう

装着前
保険外診療 価格40万円+消費税

口元だけアップでみると、装着していることが分かりますが、日常的に会話をしている分には、気がつく人はほとんどいません。
また、拡大床に比べて、装置の違和感も少なく、痛みも少ないことが特徴です。

当院では、3Dスキャナーを用いたシミュレーションによる矯正相談を行っております。
相談料はいただいておりません。
お気軽にお問い合わせください。

訪問診療開始しました

こんにちは
立川デンタルクリニックすずき 院長の鈴木です。
暖冬といわれていますが、週末には雪が降るようですね・・・
交通機関に影響が出ないことを祈っております。

当院は予防歯科をはじめとし、できるだけ口の中の悩みを全て当院で解決できるようにする。ということを目標に様々なことに取り組んで参りました。

その中で、通院することが出来ない人に対して、どのように口の中を維持管理していくか、また、今まで当院に通院してくれていた患者さんが、何らかの理由で通院できなくなったとき、どのようにしてお口の中を維持管理していくか?

これらの問題を解決するために、訪問診療の準備を進めて参りました。

訪問診療には一般の診療室内で行う診療とまた違った知識がスキルが求まられます。器具機材も診療室内に比べると十分とはいえません。
その中で、最大限に出来ることを工夫して行っていく事に、歯科医師になったばかりの頃の初心を取り戻させてもらいました。

訪問診療は、寝たきりであったり、施設に入っているひとじゃないとダメなのではないか?と思っている人も多いのですが、そんなことはありません。

通院に家族の付き添いが必要。医科の病院には付き添えるけど、歯科の病院まで付き添うとなると、頻度が多くなりすぎて大変。という方もいらっしゃると思います。
そのような方も、お身体の状態によって、訪問診療にお伺いすることも可能です。

入れ歯の調整はもちろん、虫歯の治療、歯周病のケア、口の中の清掃状態の向上、そして、ものを飲み込むための訓練、口から食べ物をしっかりと食べると言うこと。そのお手伝いが出来ればと思っております。

当院には衛生士が複数名おりますので、訪問診療でもしっかりとした口腔内ケアを行うことが出来ます。

何か心配なこと、不安点などありましたら、お気軽にお問い合わせください。
訪問診療が可能かどうか、から実際にお伺いするまでの流れなどご説明いたします。

詳しくは当院 042-512-566までお電話いただくか、メールにてご相談ください。

よろしくお願いいたします!